Microsoft Swayを活用しよう

あまり知られていないが、Swayという一風変わったプレゼンテーションツールがあります。ことにストリーテーリングに向いていると言われます。

マイクロソフト社が無料で提供してくれています。

それはいったい何?とお思いでしょう。

私が説明するよりも分かりやすく解説してくれているサイトがありますからご覧になってください。

https://xenonhyx.com/office365-sway/

https://www.programming-edu.com/2017/06/16/microsoft-sway/

お分かりいただけたかと思います。

Swayのことを知って間もない頃に作ってみた名所案内がありますのでご覧ください。

https://sway.office.com/s/bNMdZypmVFFVFQQ6/embed

このSwayを活用したいと思うのです。

牧師にとってのiPad、その可能性

牧師のツールとしてのデジタル・デバイスは? の続きです。

タブレットであるiPadについて

いまさら説明する必要のないことですが、一応確認のために書くことにします。

iPadはタブレットPCです。タブレットとは一枚の板状のPCのことで、薄くて軽量、携帯性に優れています。

携帯性といえばスマホですが、タブレットは数年前までは音声通話機能の無い液晶画面が大きなスマホのようなものと説明されました。実際、Apple社独自の同じiOSで動いていましたから機能面ではiPhoneとなんら変わりがありませんでした。。ところが4年近く前に専用ペンでの入力が可能になり、また1年前には同じiOSをベースとしながらも、iPad専用のiPadOSがリリースされて、使い勝手と機能性が飛躍的に向上し、今は限りなくPCに近づいてきていると言って良いと思います。そして、もちろんPCには及びませんが、iPadならではの固性があって、ある部分ではPCを凌駕しています。

PCよりも劣っている点

1、周辺機器の利用に制約がある。つまり拡張性がほとんど無い。

2、iPad用に提供される小さなアプリしか動かない。

以上に集約されるかと思います。つまり、iPadにはPCでできることの一部分しか実行する能力がないということです。その代わりに携帯性と機動性を獲得していると言えましょう。

つまり、起動が早く、パーソナルユーズに適し、ネットによるコミュニケーションツールとして使い勝手が良く、加えて、専用ペンによる入力書き込みが容易にできるという点は特質されるかと思います。

牧師のツールとしてはPCよりもiPad

牧師がPCなどのデジタルツールを使い始めたのは37、8年前のことです。ワープロソフトを使って文書データを作成するというのがおもな使い道でした。紙を無駄にせず、綺麗な印刷物を作り、データの保存と再利用が可能となりました。

また、英語圏で聖書研究用のソフトウェアが開発されました。辞書やコンコルダンス等がコラボレーションされて提供されたのでした。

以上の文書作成による情報提供と知的情報の収集と利用という2点が、形態や内容や質に変化があってもデジタルツールの利用目的であることに今も変わりがありません。

形態に関してはインターネットの普及によって情報伝達手段が大きく変わりました。メールやSNS,、ホームページやブログ、YouTube等が身近なものとなっています。文字情報に加えて描画や動画が用いられます。つまりプレゼンテーションツールの利用が必須となってきています。

以上のようなことはほぼiPadで可能ですから、携帯性機動性に優れたiPadが牧師にとってはPCよりも使い勝手が良いと言えましょう。

もう一つ付け加えなくてはなりません。iPadでは専用ペンによる入力書き込みが容易であるという点に関してです。これは意外と重大です。というのは、PCを使い始めた時、大袈裟な言い方ですが、ペンを放棄しました。手書きからキーボードに、紙からディスプレーにと変わりました。この変化は単にツールが変わったということ以上のことでした。思考や記憶の手順の変更を余儀なくされたのでした。

私たちは頭の中のキャンパスを利用して考えを構想したり、整理したり、まとめたりします。その手助けのためにペンと紙が用いられてきました。しかし、それはPCに置き換わらないのでした。

その証拠に紙の手帳やカレンダーは廃れることなかったし、ペンと紙を手放すことはありませんでした。ペンと紙で構想を練ってからキーボードでそれを順序よく打ち込むというのが慣しとなっているのではないかと思います。

ところがiPadはPCには置き換わらなかった機能を取り込んだのです。描画できるというのもその一つですが、メモやノートとして使うことができるようになりました。しかも、それらがデジタル化され記録、共有、連携されます。これは大きなことで、牧師にとってはPCよりもiPadという決定的な理由と言えましょう。

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続く

牧師のツールとしてのデジタル・デバイスは?

紙媒体の作成と学びのためのデバイスとしてのPC

かつて35年ほど前、パソコンが普及し始めたとは言えまだまだ高価な時代でしたが、デジタル・ツールの利用についての意識の高い牧師たちはMacPCを好んで使っていました。

理由は2つあったと思います。一つは、右から左に文章が綴られるヘブル語表示に対応していたことと、二つ目は聖書やキリスト教関係のアプリケーションが存在していたからです。ヘブル語の混じった文書の作成や辞書や注解書などの学びのためのツールとしても存在感を持ち始めていました。つまり情報収集に使うことができたのでした。

今でもMacを愛用している牧師が少なくないと思います。ただし、日本語文書作成や表計算など事務的な作業に関してはWindows系で広汎に使われているソフトウェアがあり、教会での共同作業に際してWindowsが必須欠かせないものになりました。日本語文書や週報などの作成、また表計算やリスト作成に使うようになりました。また、作成した文書や書類などをデジタルデータとして保存できました。

私自身はワープロソフトは一太郎、ジャストシステム社製ですね。同じ会社から出た表計算ソフト、データベースソフト、DTPソフトなどを使いました。DTPは花子というソフトでポスターやチラシを美しく作成することもできました。

いずれにせよ、その時代までは主要な情報伝達手段は紙でした。紙媒体で情報を発信するために、その充実をはかるというのがワープロを含めてPCの役目でした。

そして徐々に、ワープロソフトに高度なDPT機能がついてきたり、adobeに代表される高価で手の込んだ紙媒体作品を生み出すことができるソフトウェアが普及していきました。写真やイラストを自由に取り込んで自由度の高い冊子や新聞・機関紙を綺麗に作成することも出来ました。

インターネットの普及によって伝達媒体に変化が。デジタル化とPCでのプレゼンが。

同時にインターネットが急速に普及して紙媒体とは違うコミュニケーションや伝達手段が登場し、PCなどで観ることができるホームページやブログやSNSと言った手段が身近なものになりました。そうなると、MacでもWindowsでもほぼ同じように作業が出来るようになりました。人それぞれに使い勝手の良い物を使うということで、MacがWindowsかという論争は終わったように思います。

当初はPCが主流でしたが、持ち運びや扱いに便利なノートPCが普及して会議や集会に持参してはそこでの記録のために、またやプレゼンにと広く活用されるようになりました。

学びのツールとしてのPC、さらにはタブレットの登場と進化

牧師にとっての使い勝手という面では、聖書研究のためのソフトウェアに、それぞれどのようなものが提供されているか、日本語の文書作成に優れたソフトがあるかどうかということで、Mac派Windows派に分かれてはいました。私はWindows派でした。

PCは学びのための情報収集ツールとして欠かせないものとなりましたが、Windowsで走る聖書研究用にBibleworksというソフトがあり、多くの牧師に愛用されました。Ver.10までバージョッマップがなされましたが、残念なことに数年前にその事業は終了してしまいました。終了の理由や事情はよくわかりませんが、ソフトウェアの継続的な開発と提供にかかるコストを賄えなくなったからだと想像しています。

かつて私が神学校で学んでいた時、F教授という旧約の先生が、神学生に向かって、沢山の注解書や神学書がなければ牧師として礼拝の説教が作れないと思っているかも知れないが、聖書と旧新約聖書略解があれば出来るはずだと仰っておられたのを思い出します。略解というのは新約聖書と旧約聖書、それぞれの簡潔な注解を1冊に納めた文字通りの略解です。決して十分なものとは言えませんが、今思うとF教授の仰っておられたことの真意が分かるような気がします。そのことについては別の機会に書きたいと思います。

話を戻しますが、Bibleworksは高度で優れたソフトウェアですが、高価なこともあり、iPadに代表されるようなタブレットが普及し始めるとPC離れが進み、同時に、ことにiPadにおいてですが、安価で便利な聖書関連のアプリが豊富に提供されるようになりました。そんなこんなで情報収集に関してタブレットで相当部分のことをまかなうことができるようになりました。

加えて、SNSやネットの動画配信など、紙媒体とは違うコミュニケーションと情報伝達手段が一般化し、その点で簡易で優れた特性を有するタブレットが、デバイスの進歩と価格の安さも相まって急速に普及が進んできましたし、その有用性が高まってきています。

私は今もWindowsPCでBibleworksを使うことがありますし、ワープロソフト一太郎を愛用していますけれどもその他のほとんどの作業はタブレットで済ませることができます。それでiPadの使用頻度が非常に高くなりました。

iPadの予想以上の進歩と可能性について

牧師にとってのiPad、その可能性 に続く

続く