ミュンヘンのビール祭り

たまたまオクトバーフェストにぶつかってしまいました。しかたなく会場に行ってみました。K牧師の妹さんがミュンヘン大学に短期留学中で、わたしたち一行の道案内をしてくださいました。

会場といっても広い公園のようなところに、ビール会社ごとの大きな建物ができていて、遊園地もあり、屋台も多数あるといった壮大なものでした。最初は、夜、9時過ぎに行ったのですがお祭り騒ぎ。お祭りだから当たり前でしょうか。みな酔っぱらっていました。これも当たり前。どの建物も入る隙間がないほどいっぱいで、一杯のビールを飲むのも大変でした。

祭り用の民族衣装を着て、皆、楽しんでいました。旅行者も多く、酔った勢いで話しかけてきます。案内人はオランダから来たという巨人たちと親しくなって何やら話し込んでいました。

日をおいて昼に行ってみました。小さな子どもたちも楽しんでいました。家族ずれが目立ちましたね。もちろん、大人は朝からビールです。人の多い、明るい賑やかな祭りです。これがオクトバーフェストかと分かって良かったですが、次回ミュンヘンを訪れるときは、避けたいと思った次第です。

ミュンヘン

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ベルンの時計

はじめてスイスのベルンに足を踏み入れました。宗教改革直後のスイスはカトリック陣営とプロテスタント陣営との間で争いがありましたが、中立を守ったのがベルンだったと聞きます。それだからでしょうか、スイスの首都となっています。

美しい街と聞いていたので一度行ってみたかったのですが、これまでは機会にめぐまれず、取り残していました。氷河期の氷河によって生まれた地形、アーレ川の流れに沿って形造られた街は、なるほど美しかったです。旧市街が世界遺産となっているようですが、なるほどと思わされました。

大きな時計が有名ですが、旧市街のメインロードにあり、趣のあるものでした。塔の東側の時計は太陽を、西側の時計は月がイメージされています。西側のほうが障害物がなく、その美しさをそのままに鑑賞できました。アルプス・ホルンを奏でる音楽家?が商売をしていました。

近くにアインシュタインが2年間住んだという小さな家が記念館として人を招き入れていました。相対性理論の基礎となる諸理論がそこで生まれたそうです。その当時、役人をしていたのでしょうか。ただそれだけの建物ですが、入場料は15ユーロだったと思います。スイスは物価の高い国ですが、さすがにアインシュタインです。

ベルンの代表的な料理と紹介されていたソーセージと肉の取り合わせを食べました。たくさんの人が入る店でしたが、それほど美味しいとは思いませんでした。わたしの味覚がおかしいのかもしれません。あしからず。

ベルン時計

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ヴィッテンベルク再訪

ルターシュタット・ヴィッテンベルクを訪ねる機会があたえられました。東西ドイツの統一記念日である10月3日の数日前のことです。

13年ぶりのことでした。前回は、まだ統一直後といった雰囲気を残しており、空き家も目立ち、街の様子はどことなく沈滞していましたが、久しぶりのヴィッテンベルクは明るく、古い建物は建て直されていたり、きれいに化粧直しがなされていました。

ルターを描いた祭壇画のあるシュタット教会はちょうど祭壇の工事中で残念でした。この教会はルターがヴィッテンベルク大学で神学を教えていたとき、すなわち福音の再発見にいたる時代に、説教をしていた教会です。ヴィッテンベルクというと95箇条の提題が掲げられた城教会が有名ですが、このシュッタト教会も重要な教会です。福音主義の信仰に基づく礼拝が最初に行われたのはこの教会においてであったと聞きます。工事というのは、おそらく宗教改革500年を記念する2017年にむけての準備だと思われます。城教会も工事中でした。

市庁舎まえの広場では、陶器祭?でしょうか。陶器市が開かれており賑わっていました。また、その近くでは秋の実りを喜ぶ催しもなされていて、地元の物産が売られていました。リンゴと大きなソーセージをはさんだホットドックを食べ、手作りのリンゴ・ワインやハニー・ワインを飲みました。活気が感じられて、嬉しいことでした。

もう一つ、旧ヴィッテンベルク大学跡の内庭の芝生の上で横になり、ほんのちょっと昼寝をしました。気持ちが良かった。

ヴィッテンベルクb

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