札幌に行ったついでに、札幌在住の友人夫妻と夜、藻岩山山頂レストランでディナーを食べました。
夕陽をながめ、夜景を楽しむ、というのがそのレストランの売りですが、私たちの訪れた時間は7時30分だったので夜景だけでした。料理はそこそこ美味しく、夜景は素晴らしかったです。
という言葉が適切かどうか分かりませんが、信教の自由をめぐる講演を聞きました。
ちょうどオウム真理教による松本サリン事件から20年。今になっては周知のことですが、事件当時、警察はオウム真理教に対しては疑いをもつことなく、捜査・取り締まりにいたらないで、その後の地下鉄サリン事件を許してしまうことになりました。このように宗教団体による反社会的行為を許してしまった背景には、憲法で保障されている信教の自由に基づいてなされる宗教法人に対する行政の対応に難しさがあるようです。それで、悪用されたり、オウム真理教の場合のように隠れ蓑となりかねないのです。
講師は講演の中で、宗教法人に対して行政が上から監督したり、信教の自由についてなんらかの規制が伴うような解釈を示すということは不適切で、不可能であるとした上で、宗教団体が下から社会的に規範となり、信仰の自由の適用をより適切なものとするための解釈作業をすべきではないかということを話されたのでした。
すなわち、信教の自由のもと、公益性を認められて宗教法人として優遇処置を受けている宗教団体が、それに相応しい宗教性とはどのようなものなのかを、それぞれが良く認識し、互いに確認し、社会に規範をしめしていく、そのような努力をしていかなければならないのではないかという問いかけをなさったのでした。
これはもっともなことだと思った次第です。宗教には良き宗教と悪しき宗教とがあります。良き宗教とは何か、その指標は何か、宗教者自身でその議論を深めていく必要がありましょう。
札幌にきています。昨夜はジンギスカンを食べに「だるま」にいって来ました。Y牧師Aさんと三人。相変わらず混んでいて、待つために並びました。9皿でした、定番のお茶漬けも。
ちょっと食べ過ぎたかな。
かつて(1914年~1964年まで)、浜松―奥山間を軽便鉄道が走っていたそうです。奥山(浜名湖の奥)から薪や木材を運び、人々の足となっていました。単線でレール幅は76センチと狭く、小さな機関車に引かれて走っていました。機関車にはらっきょうのような形をした煙突がついており「らっきょう軽便」とも呼ばれて親しまれたようです。
ホテル・コンコルドが建っているあたり、元城からは登り坂で軽便にとって一番の難所でした。「乗客みんなで押したり、下まで戻って勢いをつけたりと、愛らしいエピソードも」(『中区魅力の100さんぽ』より)。その難所は、今、煉瓦つくりの亀山トンネルを起点に線路跡が整備されて。広沢トンネルの先まで遊歩道となっています。今日は、そこを歩こうと出かけてみました。
という、時代を感じさせる名前のカメラ・写真店が伝馬町交差点の近くにあります。
1ヶ月ほど前の土曜日に前を通ったら、店が閉まっており、「撮影会」のためお休みしますとの貼り紙がはられていたので気になっていたのです。今日の夕方、その撮影会の話を訊こうと中に入ると、私とほんの少し体型が似ておられるご婦人が対応してくださいました。
どうも、その撮影会は世紀堂さんが下支えしている写真塾の行事だったようです。浜松の名士(お医者さんが多いようです)が塾という名のサークルを作っており、切磋琢磨しながら作品作りに励んでおられるようです。広く参加を呼びかけているというのではなく、気の合う方々のクローズド・ソサエティーのようです。
作品のレベルは高いようです。塾のメンバーはコンテストに応募して賞を得て、写真展も開催し、写真集も出しておられます。お仲間に入れていただくのは難しそうですが、まったく繋がりがないわけでもなさそうなので、気長に期待して待つことにします。
イオンを中心としたモールがいくつかあり。そのうちの2つは大きなモールです。入野と市野です。ことに市野はその周囲に大きな遊技場、温泉、ゴルフ練習場などもあり、広大なショッピングエリアとなっています。便利だなと思います。
浜松ではイオンが目立ちますし、充実していますが、他にも小規模モールがいくつかあるようです。昨日はアピタを中心としたモールに行ってきました。初めて行きました。浜北というところにあり、車で30分ほどかかりますが、近くの教会の牧師さんが、イオン以外のモールがそばにあって充実していると教えてくれたので、それではと出かけてみたのでした。
ショッピング・モールはどこも似たような感じがしますが、そこは全国的によく知られたブランド店は少なく、身近な感じがして私には馴染みやすいことでした。遠いので、めったに行くことはないと思いますが、好印象を持ちました。
それにしても、郊外にいくつもショッピング・モールが建っているのですから浜松駅周辺の昔からのショッピンブ街が寂しくなり、かつて栄えたデパートが姿を消すというのはしかたがないのでしょう。私としては、駅近くに住んでいるので、賑やかさを取り戻して欲しいなあと思うのです。
日本、韓国、台湾の教会による協議会が東京でありました。責任の一端を担っているので3泊4日で行ってきました(まだ協議会は続いていますが、日曜日の礼拝がありますから途中で失礼して浜松に帰ってきました)。
協議会のことはさておき、東京で久しぶりに見聞きしたことがあるので、書き留めておきたいと思います。
1, 「地下鉄・中野富士見町駅」に30年ぶりに降りました。その近くに10代後半から20代後半にかけて住んでいたので、懐かしかったです。
2,「すしざんまい」でランチを食べました。Bにぎり980円。まぐろ系でまとめたランチです。懐かしい味でした。
3,たくさんの人を見、たくさんの人とすれ違いました。やっぱり人が多いですね。
4,タクシーに乗りました。(浜松ではまだ乗る機会がありませんし、乗る必要もありません。)
5,銀座で食事をしました。魚料理のコース、値段は内諸です。銀座らしい少しオシャレな店でした。(浜松ではまだオシャレな店で食事をしていません。)
6,I牧師にお会いしました。80歳近くになられるのに、早く辞めすぎたと仰っておられました。私は牧師ができるのはせいぜい70歳代前半までだろうと思っているので、驚きです。
7,台湾のS牧師に会いました。相変わらず、元気で明るい。亡くなったお父さん先生は、台湾で初めてお会いしたときに、私を「お相撲さん」と言って歓迎してくださったのですが、その血筋をひいています。今回は奥さまにもお会いすることができました。
8,台湾のR牧師にお会いしました。先月、新会堂を献堂されたそうです。10階建ての大きな教会です。今回は、土曜日に一旦帰国し、月曜日にご近所の100名のご老人方と一緒に再来日されるとか。いつものように、飛行機をチャーターして、日本観光です。台北の下町でユニークな伝道を続けてこられた先生です。
9,韓国のK長老(女性)にお会いしました。80歳を過ぎてもお元気で、日本の教育に関心がおありで、教会で青年たちの指導をなさっておられます。
10,韓国のS牧師にお会いしました。東京神学大学に留学の経験がおありで、大きな教会の牧師を最後に隠退なさいましたが、老人ホームの理事長として、まだまだ、頑張っておられます。かつてより、ほんの少し、弱っておられます。
おまけに、もう一つ。久しぶりといのではないのですが・・・初めてお会いした韓国のZ姉妹は、なんと東海教区議長の奥さま、金牧師のお母様でした。娘には内緒で来日されたとか。金牧師よりも優しいお人柄とお見受けしました。内諸です。
引っ越してから1ヶ月後の5月初めに、やっと、引っ越しのお知らせハガキを知人にお送りすることができました。カットは娘が描きました。
娘はそのつもりで描いたのではありませんが、これを見て、猫は妻で、子豚が私のことだと思った方々が多くおられたようです。それは勘違いです。でも、的を射ています。
「重荷をしょってご夫妻で駆けている転居通知ありがとうございました。」と仰ってくださった方がおられました。重荷をしょって、と言われると、どこか、穴があったら入りたくなります。でも、人は誰も重荷を負っていますから、そうだ、とも言えましょう。娘の絵の良いところは、しょっていたり、背負っているものの重さを感じさせないということでしょうか。軽快にスキップしています。
東京から浜松へ。わたしたちには寂寥感も、気負いもありません。もちろん、東京で親しくしてくださった皆さんと別れるのですから寂しさはあります。そして、新しい任地に赴任するのですから新たな召命と受け止めています。でも、今までも愉快で楽しかったように、これからも、喜んで感謝しつつ歩んで行きたいと思っています。そんなことを感じ取っていただければ幸いです。
子豚は私ではありません。くれぐれも勘違いしないでください。たとえ的を射ていても。
婦人研修会の一日目が終わり、帰宅すると、庭に猫さんがきているではありませんか。
このところ野良さんを見かけるようになりました。4月5月と猫を見かけなかったので、浜松には猫がいないのでは、と思ってしまっていたのですが、分かりました。野良さんたは、得たいの知れないよそ者を警戒して、遠巻きに見ていたのです。たぶん。
そうすると、やっと私たちは野良さんに受け入れてもらえたということでしょうか。
浜名湖ロイヤルホテルで行われました。360名近くの参加でした。講師は金城学院の深井智明教授。わかりやすく、興味深い講演でした。
深井氏は20世紀初頭のヨーロッパ神学を専門とする神学者で、哲学の分野でも注目されています。20世紀神学といえばK.バルトですが、氏の専門はバルト以前のヨーロッパ神学、正確には19世紀から20世紀にかけてということです。その時代の神学はK.バルトによっておおいに批判され、その影響を受けた私たちの世代は関心の薄い分野でしたが、最近、見直されてきているようです。キリスト教の弁証という観点から、私も学んでみようかと思い始めています。
深井氏の講演は、その専門分野の難しい話は一言も出ませんでした。キリスト教の救いの教えを新約聖書のコロサイの信徒への手紙を手がかりに、「和解」と「新しい人」という表現で、わかりやすく、興味深く話されたのですが、その中に溶け込んでいたのでしょう。好感を持ちました。
婦人研修会は私のような男性牧師にとっては、気楽に参加できて有り難い会です。懐かしい方々にもお会いしました。大阪時代に牧師有志による勉強会を盛んにしましたが、家族ぐるみでの交流もありました。北信のK牧師夫妻はそのお仲間でした。互いに年齢を重ねましたが、若い頃の交わりと学びが、今日にいたるまでの肥やしになっているなあ、と改めて思いました。
その他、18年ぶりにお会いできた方々が多くおられました。お元気な姿に、嬉しくなったことでした。
若いころから夜型だったのですが、浜松に来て朝型になりました。夜は目がしょぼしょぼ、頭も働かなくなったので、朝早く起きるようにしたからです。歳をとったということでしょうか。