かつて1月1日に起こった出来事

1月1日に起こった「科学分野」の重要事項を、解説つきで3件に絞ると次の3つが堅いです。

1801年|ジュゼッペ・ピアッツィがケレス(Ceres)を発見  火星と木星の間の小天体として最初期に確認された“新しい種類の天体”で、太陽系の理解(小惑星帯という発想)を一気に前へ進めました。のちにケレスは準惑星に分類され、2015年には探査機Dawnが到達して本格的な地質学的研究も進みました。 

1983年|ARPANETがNCPからTCP/IPへ全面移行(いわゆる“Flag Day”)  ネットワーク同士を相互接続するための共通言語としてTCP/IPが標準化され、巨大なネットワークを“つなぎ合わせていく”インターネットの仕組みが実運用として確立しました(この日、全ノードの同時切替が必要だったため「フラッグデー」と呼ばれます)。 

1894年|ハインリヒ・ヘルツが死去  ヘルツはマクスウェル理論が予言した電磁波の存在を実験で決定的に示し、無線通信(ラジオ)や電波工学の出発点を作った物理学者です。彼の早逝(36歳)は科学史の逸話としても語られますが、業績自体が以後の通信・計測・物理学の基盤になりました。