かつて1月24日に起こった出来事

1) 1984年|Macintosh発売(研究・教育・出版の“計算環境”を変えた)

何が起きた?

1984年1月24日、AppleがMacintoshを発表・発売しました(当日付の公式プレスリリースが残っています)。

なぜ重要?(科学・技術史の意味)

GUI(画面上のアイコンやウィンドウ)+マウスという操作様式が、研究者や一部の専門家だけでなく、より広い層の“日常の計算環境”に入っていった節目です。 その後の可視化(図表作成)・文書処理・DTPの普及を強く後押しし、研究成果の作り方/伝え方(論文・図版・教材)そのものを変えていきました。

2) 1986年|ボイジャー2号 天王星最接近(“未知の惑星”が、測定可能な物理系に変わる)

何が起きた?

1986年1月24日(UT 17:59)、NASAのボイジャー2号が天王星に最接近し、天王星系を詳しく観測しました。

なぜ重要?(科学史の意味)

天王星の磁場が自転軸と大きくずれていることや、リング・衛星の発見/精査など、遠隔観測では決め手に欠けた点が“実測”で一気に具体化しました。 外惑星探査は「写真」だけでなく、粒子・磁場・プラズマ環境まで含めて“惑星系をシステムとして理解する”学問を前に進めます。天王星はその代表的なブレイクスルーでした。

3) 2004年|オポチュニティ着陸(※NASA表記で1/24:火星での地質学が“現地の反復観測”へ)

何が起きた?

NASAの火星探査車Opportunity(MER-B)が火星に着陸(NASAのミッション概要では「Jan. 24, 2004」表記)し、地表での長期探査を開始しました。

なぜ重要?(科学史の意味)

ローバーの価値は「一枚の写真」ではなく、同じ場所で何度も測り、移動して比較し、仮説を更新できるところにあります。火星の“水の痕跡”をめぐる議論が、より地質学的に具体化しました。 工学的にも、着陸(大気圏突入〜減速〜接地)を成功させたうえで、地上での運用(電力・通信・走破・故障耐性)を実戦で積み上げたことが、以後の火星探査の標準形を強化しました。