1月9日に起こった(またはその日付で広く記録される)科学・技術史の重要事項を、解説つきで3件です。
1839年|フランス科学アカデミーでダゲレオタイプ(最初期の実用写真法)が公表 銀メッキ銅板に像を定着させる写真法が公に紹介され、**「像を化学反応で保存する」**という新しい知の道具が社会に出ました。以後、天文学の観測記録、医学・博物学の図像資料、考古・文化財の記録など、科学の“証拠の残し方”そのものを変えていきます。

2007年|初代iPhoneが発表 携帯電話に、マルチタッチUI+常時ネット接続+ソフトウェア更新という前提を持ち込み、以後のモバイル計算環境(センサー活用、位置情報、アプリ生態系)を決定づけました。科学の現場でも、フィールド記録・データ収集・市民科学(Citizen Science)など“端末=観測ノート”化が加速する土台になりました。

1990年|スペースシャトル・コロンビアがSTS-32で打ち上げ(LDEF回収など) 長期間宇宙に曝露した実験プラットフォーム(LDEF)を回収し、材料・表面劣化・宇宙環境の影響を調べるなど、**「宇宙を実験室として使う」**研究に重要な成果を持ち帰りました。シャトル時代の科学運用(回収して地上分析できる強み)を象徴するミッションの一つです。
