1170
カンタベリー大聖堂でカンタベリー大司教トマス・ベケットが殺害(12/29)。中世イングランドの教会権力と王権の緊張、殉教崇敬と巡礼文化の形成に大きな影響。
1825
新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッド死去(12/29)。フランス革命〜ナポレオン期の政治的イメージ形成(美術と権力の結びつき)を考える上で重要。
1845
テキサスが合衆国28番目の州として加盟(12/29)。奴隷制をめぐる国内対立、領土拡張の政治文化、米墨関係史の転回点。
1876
パブロ・カザルス誕生(12/29)。バッハ《無伴奏チェロ組曲》の受容史を含む20世紀音楽文化・演奏解釈史の象徴的人物。

1890
ウンデッド・ニーの虐殺(12/29)。米先住民史・植民地主義と国家暴力、記憶/追悼の政治をめぐる代表的事件。
1937
アイルランド憲法(Bunreacht na hÉireann)が施行(12/29)。近代国家の主権概念、宗教・家族観、憲法文化の形成に関わる重要日。
1940
「ロンドン第二の大火」(独空襲による大規模火災、12/29夜)。都市文化遺産、防災・記録映像、戦時下の象徴(セント・ポール大聖堂など)の表象史で重要。
1972
作戦名ラインバッカーII(いわゆるクリスマス爆撃)が終結(12/29)。戦争の記憶、メディア表象、和平交渉の政治文化を考える素材。
1989
ヴァーツラフ・ハヴェルがチェコスロヴァキア大統領に就任(12/29)。作家・知識人が体制転換期の象徴となる事例で、市民運動と言論空間の研究上重要。
1996
グアテマラ「恒久和平合意」署名(12/29)。内戦終結と人権・和解・記憶(真相究明・被害者の語りの制度化)をめぐる重要文書群。
必要なら、この10件を「文学・芸術」「宗教・法」「記憶と暴力(戦争/植民地)」の3群に並べ替えて、各項目ごとに“読むべき一次資料”も付けます。