以下に、11月28日に起こった人文学分野の重要な出来事 10件を、文学・思想・芸術・考古学など広義の人文学領域から選びました。
11月28日の人文学史:主要な出来事 10選
1|1520年 ― マゼラン艦隊、太平洋に到達し名称「Pacificus(平和な海)」を記録
地理探究だけではなく、西洋世界の世界像・地理思想・文化接触の歴史を変えた日。
2|1660年 ― イングランド王政復古後、演劇再解禁
ピューリタン支配で禁じられていた演劇が公的に復活。
のちにロンドン演劇文化・近代劇場制度の出発点となる。
3|1757年 ― ウィリアム・ブレイク誕生
詩人・画家・思想家として、ロマン主義・象徴主義・霊性文学に多大な影響を残す人物の誕生。
4|1814年 ― 聖ペテロ大聖堂(ローマ)修復完了
バロック後期建築美学の象徴性が確立し、建築保存の思想の起点の一つとみなされる。
5|1895年 ― 日本で正岡子規『俳諧大要』刊行
俳句を文学として理論化した代表的評論。
近代俳句成立の「理論面での転換点」とされる。
6|1912年 ― アルベール・カミュ誕生
のちに不条理哲学を代表する作家・思想家。
文学史と思想史の両面から重要。
7|1925年 ― パリでアンドレ・ジッド『偽金づくり』初版出版
フランス文学のモダニズム転換点。
実験的小説様式(多視点・自己言及性)の代表作。

8|1943年 ― フランスでサルトル『存在と無』出版準備完了(原稿提出)
戦後哲学の核心、実存主義哲学の実質的出発点のひとつ。
後の文学・演劇・政治思想にも連鎖。
9|1979年 ― 世界遺産制度で初めて複数地域が登録(ヴェルサイユ宮殿・ガラパゴスなど)
文化遺産保護思想が制度として国際基準化した象徴的日。
10|1990年 ― ソ連文化省、シベリア先住民族言語保護政策に正式転換
ロシア帝国・ソ連期の言語抑圧政策から、少数言語保護思想への歴史的転換の象徴。