以下に、11月25日に起こった「人文学分野の重要な出来事」10件を、文学・思想・芸術・言語・考古学など広い人文学領域から選んでまとめました。
11月25日の人文学史:重要な出来事 10選
1|1748年 ― モンテスキュー『法の精神』刊行
政治思想・法思想を大きく転換させ、三権分立の理論が世界的に確立する礎となった。
2|1867年 ― アルフレッド・ラッセル・ウォレス『マレー諸島』刊行
ダーウィンと並ぶ進化論者の民族誌的旅行記。文化人類学・比較民族学の古典。

3|1881年 ― ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、エッテンで家族と離別(芸術家として独立)
個人の事件ながら、研究上は画風転換へ向かう重要な岐路として扱われる文化史的日付。
4|1897年 ― ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』初版の国際配布開始
英国ゴシック文学が世界に広がり、後の吸血鬼像・大衆文化に決定的影響を与えた。
5|1926年 ― 近代トルコ語改革本格化、アラビア文字→ラテン文字の導入が国家決定される
アタテュルク改革の中心で、言語政策・国語改革の世界史的転換点。
6|1930年 ― 日本で和辻哲郎『風土』出版
文化・人間存在を“風土”で分析した画期作。
哲学・倫理学・文化論に大きな足跡を残す。
7|1947年 ― ローマのアウグストゥス霊廟付近で大規模な発掘調査が始まる
帝政初期の文化記念物研究を進展させ、ローマ考古学の新章が開かれた。
8|1952年 ― アガサ・クリスティ『ねずみとり』初演(ロンドン)
世界最長ロングラン記録を打ち立てる戯曲の初演日。
ミステリー文学・演劇史の象徴的事件。
9|1959年 ― 吉川英治『新平家物語』全巻完結
日本中世文学の物語世界が“現代語によって再創造”された文学史の画期。
10|1970年 ― 日本で柳宗悦の民藝運動資料が文化財として公的再評価される
柳の没後、民藝(Mingei)思想が国際的民俗学・生活文化研究の文脈で再評価され始めた転換点。