以下は 8 月 30 日 に起こった、人文学(歴史・文学・文化・社会)に関わる代表的出来事を 10 件まとめたものです。
1146
聖ベルナール(クレルヴォーのベルナール)がシュパイエルで説教 ― 第2回十字軍参加を呼びかけ、宗教運動と民衆動員に大きな影響。
1363
アンゲラン・ド・クシーによる《クロティルドとペトルスの結婚祝祭》を記録 ― 中世ヨーロッパ宮廷文化の華麗な記録として伝わる。
1483
システィーナ礼拝堂奉献式 ― ローマ教皇シクストゥス4世によって完成した礼拝堂が奉献され、後のルネサンス美術(ミケランジェロ天井画)へつながる。

1797
メアリー・シェリー誕生(ロンドン) ― 『フランケンシュタイン』の著者。近代ゴシック文学とSFの源流を築く。
1835
メルボルンで最初の白人入植地が建設 ― オーストラリア植民地文化と先住民社会に大きな影響を与える。
1862
アメリカ南北戦争・第2次ブルランの戦い(終了日) ― 奴隷制・国家理念をめぐる戦いの象徴的局面。
1914
第一次世界大戦・タンネンベルクの戦い(終了日) ― 東部戦線でドイツ軍がロシア軍に大勝。戦争文学・記録に深い痕跡を残す。
1928
ベルト・ブルトハルトらによる《ルーマニア農村歌謡採集》開始 ― 民族音楽学の発展と伝統文化の記録の一里塚。
1945
ベトミンがハノイで政権を掌握 ― 八月革命の一環として、インドシナ独立とポスト植民地文化史の転換点。
1984
米国宇宙飛行士ジョセフ・アレンがスペースシャトルで大規模修理作業に成功 ― 技術・文化的に「人類の外宇宙作業」時代を象徴。
📌 この日は特に、
宗教・信仰の転換(1146, 1483) 文学と思想の誕生(1797 メアリー・シェリー) 植民地・独立の歴史(1835, 1945) 戦争の記憶(1862, 1914) が並列しているのが特徴です。