以下に、8 月 14 日に起こった人文学(歴史・文学・文化・社会)に関わる代表的出来事を 「Year | Event」 形式で 10 件まとめました。
1457
Mainz Psalter 完成 ― 活版史上初めて印刷者名と刊行日(8 月 14 日)が活字で記されたコロフォンを備えた書物がマインツで刷り上がり、近代出版文化の幕開けを告げた。

1880
ケルン大聖堂が竣工 ― 1248 年に起工した北欧最大級のゴシック聖堂が 632 年越しに完成し、ドイツ統一後の国家的記念碑となった。
1900
義和団事件で国際連合軍が北京を占領 ― 連合軍が紫禁城を制圧し、清朝と列強の外交関係・文化衝突に大きな転機をもたらした。
1935
米国で社会保障法(Social Security Act)成立 ― F.D.ローズベルト大統領が署名し、公的年金と失業保険を制度化。福祉国家思想の礎となる。
1941
チャーチルとルーズベルトが〈大西洋憲章〉を発表 ― 戦後の国際秩序と国際連合構想の理念的基盤を提示した共同宣言。
1945
V-J Day:トルーマン米大統領が日本の無条件降伏を発表 ― 第二次世界大戦の終結が世界に告げられ、祝賀と記憶文化の起点となる。
1947
パキスタンが英領インドから独立 ― 南アジアに新国家が誕生し、宗教・言語・アイデンティティをめぐる現代史が始動。
1956
劇作家ベルトルト・ブレヒト死去 ― 「叙事的演劇」を提唱した 20 世紀演劇の革新者が 58 歳で逝去。

1971
〈スタンフォード監獄実験〉開始 ― 権力と服従の心理を検証したジンバルドーの実験が倫理議論を喚起し、社会心理学に大きな衝撃を与える。
2010
第1回夏季ユースオリンピックがシンガポールで開幕 ― 14–18 歳を対象とする新しい国際スポーツ・文化イベントが発足。
これらの出来事は、印刷革命から現代国際政治・スポーツ文化まで、人類の「知・表現・制度」を大きく転換させた節目として位置づけられます。さらに掘り下げたいトピックがあれば、一次史料や関連作品をご案内しますのでお知らせください。