以下は 8 月 12 日 に起こった人文学(歴史・文学・文化・社会)分野の主な出来事を 「Year | Event」 形式で 10 件まとめたものです。
30 BCE
クレオパトラ 7 世が死亡。プトレマイオス朝の終焉とローマによるエジプト編入を決定づけ、ヘレニズム時代が幕を閉じた。
1099
アスカロンの戦い。第 1 回十字軍最後の会戦で十字軍がファーティマ朝軍を撃破し、エルサレム王国の存立を固めた。
1851
アイザック・シンガーが実用縫⫽機の米国特許(No. 8294)を取得。家庭・産業縫製を革新し、大量生産・衣料文化を変えた。
1898
ハワイ併合の公式式典がイオラニ宮殿で挙行され、星条旗が掲揚。ハワイ王国から米領への転換と先住文化の曲折を象徴。
1949
ジュネーヴ四条約採択。戦時の負傷者・捕虜・民間人保護を制度化し、現代国際人道法の礎となる。
1961
東独政権がベルリン国境封鎖を命令。深夜から有刺鉄線敷設が始まり、翌 13 日にベルリンの壁建設へと発展。冷戦の象徴となった。
1981
IBM がパーソナル・コンピュータ「IBM PC 5150」を発売。MS-DOS 普及と互換機エコシステムの起点となり、PC 文化を世界へ拡大。

1985
日本航空 123 便墜落事故。乗員乗客 520 名が死亡し、単独機事故として史上最多の犠牲者を出す。安全文化とメディア報道を大きく揺さぶった。
2000
ロシア原潜〈クルスク〉沈没。乗員 118 名全員が犠牲に。ポスト冷戦の軍事文化と政府対応の在り方を巡る議論の焦点に。
2012
ロンドン五輪閉会式。英国音楽・ファッションの大規模パフォーマンスで “メガイベント文化” の演出手法を示し、次回リオ大会へバトンを渡した。
補足
軍事・政治の転換点(1099・1949・1961) 科学技術と大量生産の革新(1851・1981) 植民地化・併合とその余波(1898) 大規模事故・災害と記憶(1985・2000) グローバル文化イベント(2012) 王朝崩壊と時代の終焉(30 BCE)
それぞれが、後世の思想・芸術・社会構造に深い影響を与えた節目と言えます。さらに詳しい一次資料や関連作品などご入用でしたら、どうぞお知らせください。