AI創作:『聖なる道の災難』

聖なる道の災難

「Ibam forte via sacra, sicut meus est mos, nescio quid meditans nugarum, totus in illis…」

クィントゥス・ホラティウス・フラックス、通称ホラティウスは、いつものように聖なる道をぶらぶらと歩いていた。午後の陽光が石畳に踊り、フォルム・ロマヌムからの喧騒が心地よく響いている。彼の頭の中では新しい詩の断片が浮かんでは消えていた。

「韻律はどうしようか…ああ、あの雲の形が面白い…昨夜のワインはやや酸っぱかったな…」

まさに「くだらないことをぼんやり考えながら、心ここにあらず」という状態だった。詩人の特権である、この至福の無為な時間。誰にも邪魔されることなく、ただ思考を漂わせる贅沢。

ところが、その平穏は突然破られた。

「ホラティウス!我が親愛なる友よ!」

甲高い声に振り返ると、見覚えのない男が手を振りながら駆け寄ってくる。小太りで、汗だくで、息を切らしている。

「え、どちら様で…?」

「マルクス・ペストゥス・ロクアックスだ!君のことはよく知っているよ。素晴らしい詩人じゃないか!私も詩を書くんだ。いや、書こうと思っているんだ。実はまだ一行も書いていないが、頭の中には傑作が詰まっている!」

ホラティウスは内心でうめいた。この手の人物を彼はよく知っていた。自称詩人、実質的にはただの厄介者。

「それは…素晴らしいですね。では、私はこれで…」

「待ってくれ!君と話ができるなんて光栄だ!一緒に歩こう!どこへ行くんだい?」

「特に用事はないのですが…」

「それなら完璧だ!私にも用事はない。つまり我々は完璧に合っているということだ!」

ペストゥスは勝手にホラティウスの隣を歩き始めた。逃げ道を探したが、聖なる道は人でごった返している。

「君の『カルミナ』は傑作だね!特にあの…えーっと…あれだよ、有名なやつ!」

「具体的にはどの作品でしょうか?」

「ほら、あの…愛についての…いや、人生についての…とにかく素晴らしいやつだ!私も同じようなテーマで書こうと思っているんだ!」

明らかに彼の作品を読んだことがないのは明白だった。ホラティウスは歩調を早めたが、ペストゥスは息を切らしながらついてくる。

「実は君に頼みがあるんだ。メケナス様に私を紹介してくれないか?私の才能を見出してもらいたいんだ!」

ついに本音が出た。ホラティウスは立ち止まった。

「申し訳ありませんが、メケナス様は非常にお忙しい方でして…」

「そんなことはない!君が頼めば聞いてくれるはずだ!私たちは友達じゃないか!」

「友達…ですか?」

「もちろんだ!今この瞬間から我々は親友だ!運命的な出会いだよ!」

ホラティウスは天を仰いだ。神々よ、なぜこのような試練を与えるのか。

その時、向こうから見知った顔がやってきた。法律家のフスクス・アリスティウス。ホラティウスは目で必死に助けを求めた。

「フスクス!」

フスクスは状況を察したらしく、わざと忙しそうな顔をした。

「ああ、ホラティウス。急いでいるんだ。法廷で待っている人がいて…では!」

「待ってくれ!」

だがフスクスは足早に去ってしまった。ホラティウスは絶望した。

「友人は冷たいね」ペストゥスが同情的に言った。「でも大丈夫だ。君には私がいる!さあ、メケナス様の邸宅へ向かおう!」

「いえ、今日は都合が…」

「遠慮するな!私が一緒なら心強いだろう!」

まさにその時、雑踏の中から別の声が響いた。

「マルクス・ペストゥス!ついに見つけたぞ!」

振り返ると、厳しい顔をした男が立っていた。債権者らしい。

「ああ、セクストゥス…今日はちょっと忙しくて…」

「三ヶ月も待ったんだ!今すぐ金を返せ!」

「でも今、有名な詩人と重要な話を…」

「構うものか!裁判所へ来い!」

セクストゥスはペストゥスの腕を掴んだ。ペストゥスは助けを求めるようにホラティウスを見た。

「友よ!証人になってくれ!」

だがホラティウスは既に群衆の中に姿を消していた。「nescio quid meditans nugarum, totus in illis」—再びくだらないことを考えながら、心ここにあらずの状態で。

安全な距離まで来ると、ホラティウスは振り返った。ペストゥスはセクストゥスに引きずられながらも、まだ何かを叫んでいる。

「また今度、詩について語り合おう!メケナス様によろしく!」

ホラティウスは苦笑いを浮かべた。これも詩の材料になるかもしれない。聖なる道での奇妙な出会い。厄介な自称詩人と、思いがけない救い。

夕日が石畳を染める頃、ホラティウスは静かに家路についた。今度こそ、本当に「心ここにあらず」の状態で、平和な思索にふけりながら。時々後ろを振り返りながら。