1493
ハルトマン・シェーデル編『ニュルンベルク年代記』(Liber Chronicarum)がラテン語版として刊行。図版と本文を高度に統合した最初期の世界史書で、印刷文化と歴史叙述の両面に画期をもたらした。

1543
ヘンリー8世がハンプトン・コート宮殿でキャサリン・パーと結婚。イングランド宗教改革の最終段階を固めるとともに、後に女性教育の庇護者となる王妃を迎えた。

1562
ユカタンのマニでフランシスコ会士 ディエゴ・デ・ランダがマヤ聖像・文書の大規模焼却(27冊のコーデックスと約5,000点の神像)を断行。先住民文字資料の喪失は中南米文化研究に計り知れない打撃を与えた。
1580
ウクライナのオストローグで 『オストログ聖書』(東スラヴ語圏初の完訳聖書)が刊行。スラヴ正教世界の神学・出版文化に長期的影響を与え、後のモスクワ版・エリザベータ版聖書の基礎となる。
1790
フランス革命下、国民議会が**「聖職者民事基本法」**を可決し、カトリック教会を国家管理下に再編。教会と国家の関係を再定義し、市民宗教論をめぐる論争を引き起こした。
1817
米国マサチューセッツ州コンコードで ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 誕生。後の『ウォールデン』『市民的不服従』を通じて自然観・個人主義・抵抗思想に決定的影響を与える。
1904
チリ・パラルに パブロ・ネルーダ(本名リカルド・レイエス)誕生。20世紀スペイン語詩の巨人としてラテンアメリカ文学ブームを先駆け、1971年ノーベル文学賞を受賞。
1962
ロンドンのマーキー・クラブで ザ・ローリング・ストーンズ が初ライブを敢行。“ブリティッシュ・インヴェイジョン”の嚆矢となり、ロック音楽と青年文化を世界的に刷新。
1979
シカゴ・コミスキー・パークでの**「ディスコ解体ナイト」**が暴動に発展し試合が没収。ポピュラー音楽史におけるディスコ・バックラッシュとサブカルチャーの対立を象徴する事件。
1997
パキスタン・スワート渓谷で教育活動家 マララ・ユスフザイ 誕生。少女教育の権利を訴え、2014年ノーベル平和賞を17歳で受賞。“マララ・デー”(7月12日)制定の契機。
これらの出来事は、印刷史・宗教改革・植民地主義と文化破壊・聖書翻訳・政治と宗教の関係・思想史・世界文学・大衆音楽・サブカルチャー研究・現代人権運動と、多面的に人文学の発展に寄与した「7月12日」の主な節目を示しています。