かつて7月11日に起こった出来事

1274

スコットランド王ロバート1世(ロバート・ザ・ブルース)誕生 ― 独立戦争を指導し “国民的英雄”像を形づくった。

1405

明の宦官 鄭和 が宝船艦隊317隻・約2万8千人を率い初航海へ出帆。近世以前の大規模海上交流を象徴し、今日の「中国海の日」の由来となる。

1804

米副大統領 アーロン・バー が決闘で アレクサンダー・ハミルトン を致命傷。名誉概念と政治文化の衝突として語り継がれる。

1859

英国議会議事堂の大鐘 ビッグ・ベン が初めて時を打つ。ヴィクトリア朝公共建築と国民アイデンティティのシンボル誕生。

1921

アイルランド独立戦争 停戦(英愛休戦)発効。のちの英愛条約・自由国成立への決定的ステップ。

1960

ハーパー・リー『アラバマ物語 (To Kill a Mockingbird)』刊行。米公民権運動を背景にした文学の金字塔。

1979

米初宇宙ステーション スカイラブ が制御不能で大気圏再突入、豪州ほかに残骸散乱。宇宙開発とメディア文化の“イベント化”を示す。

1987

世界人口が推定50億人到達 ― 「五十億の日」。人口・開発問題への関心が高まり、後に7月11日が世界人口デーに制定。

1995

ボスニア スレブレニツァ虐殺(約8,000人犠牲)が始まる。戦後欧州初のジェノサイドとして記憶文化・国際法を揺さぶる。

2006

インド ムンバイ近郊鉄道連続爆破テロ(死者209人)。都市多文化社会におけるテロリズム研究・安全保障論の重要事例。

これらの出来事は、王権と民族意識、探検航海、名誉文化、建築・時計技術、独立運動、文学、宇宙開発、人口問題、戦争犯罪の記憶、現代テロ対策――と、多岐にわたる人文学的テーマで 7 月 11 日が残した節目を示しています。