5月6日に起こった 〈文化・芸術・エンターテイメント〉系の出来事
出来事
ポイント
1527
ローマ劫掠 ― “ルネサンスの終わり”神聖ローマ皇帝カール5世軍がローマを襲撃。芸術家が逃散し、盛期ルネサンスが幕を閉じた象徴的事件とされる。
1840
世界初の切手〈ペニー・ブラック〉が実使用開始郵便制度を一変させた発明がこの日から公式に有効となり、大衆文化とデザイン史に足跡を残した。
1876
ギャインズバラ《デヴォンシャー公爵夫人》が当時最高額で落札クリスティーズの競売で5万1,540ドルを記録し、のち名画盗難事件に発展。美術市場の転機になった。
1889
パリ万国博覧会開幕 ― エッフェル塔が一般公開ゲートに5月6日の開幕から10月末まで3,200万人が来場。鉄塔は会場遺産として現在も残る。
1940
ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』がピュリツァー賞社会派文学の金字塔が表彰され、アメリカ小説の地位向上に寄与した。

1957
TVシリーズ『アイ・ラブ・ルーシー』最終話放送全181話に終止符。米テレビ初期のシットコム文化を決定づけた作品が舞台を降りた。
1964
英ITV特番『Around the Beatles』初放映スタジオ劇+ライブ構成でビートルズ現象を世界に可視化。以後の音楽番組フォーマットに影響。
1990
ミュージカル『ワンス・オン・ディス・アイランド』オフ・ブロードウェイ初日ハイチの民話を題材にしたカリブ音楽系作品。のちにブロードウェイ転送・トニー8部門ノミネート。
2004
『フレンズ』シリーズ・フィナーレ「The Last One」放映米視聴者5,250万人。90年代コメディの代表格が大団円を迎え、ステージ24は“Friends Stage”と改名。
2022
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』米公開MCUフェーズ4の核として5月6日封切り、北米初週興収1億9千万ドル超で夏興行を牽引。
ちょうど「こどもの日」の翌日でもある5月6日は、時代もジャンルも横断して “節目” となる文化トピックが意外に豊富。来年以降カレンダーを眺める際は、これらの出来事を思い出してみてくださいね。