以下に、4月9日に起こった文化・芸術・エンターテインメント分野の主な出来事を10件、年代順に紹介します。
(※日付の扱いは主に英米圏の資料に準拠しています)
1. 1898年4月9日:ポール・ロブソン(Paul Robeson)の誕生
アメリカの歌手・俳優・公民権運動家。豊かなバリトンの歌声と演技力を武器に舞台・映画で活躍し、人種の平等を訴え続けた先駆者の一人。

2. 1906年4月9日:アンタル・ドラーティ(Antal Doráti)の誕生
ハンガリー出身の指揮者・作曲家。デトロイト交響楽団やロンドン交響楽団など、世界各地のオーケストラの音楽監督を務め、現代音楽から古典まで幅広いレパートリーで知られた。
3. 1918年4月9日:ヨーン・ウッツォン(Jørn Utzon)の誕生
デンマークの建築家。オーストラリア・シドニーの象徴的建築である「シドニー・オペラハウス」の設計者として知られ、20世紀建築を代表する存在となった。
4. 1926年4月9日:ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)の誕生
アメリカの実業家。雑誌『プレイボーイ』の創刊者として男性向け娯楽誌の新たなスタイルを確立し、ポップカルチャーにも大きな影響を与えた。
5. 1932年4月9日:カール・パーキンス(Carl Perkins)の誕生
アメリカのロカビリー歌手・ギタリスト。代表曲「Blue Suede Shoes」はエルヴィス・プレスリーをはじめ多くのアーティストにカバーされ、ロック史に大きな足跡を残した。
6. 1939年4月9日:マリアン・アンダーソン(Marian Anderson)、リンカーン記念堂で歴史的公演
アフリカ系アメリカ人コントラルト歌手。人種差別によりホールでの公演を拒否されたため、リンカーン記念堂で約7万5千人の聴衆の前で歌声を披露。公民権運動史にも残る大きな出来事となった。
7. 1954年4月9日:デニス・クエイド(Dennis Quaid)の誕生
アメリカの俳優。『ライトスタッフ』『インナー・スペース』『エニイ・ギブン・サンデー』など多彩なジャンルの映画で活躍し、その存在感で長年にわたり人気を保つ。
8. 1965年4月9日:ビートルズの「Ticket to Ride」がイギリスでリリース
後にアルバム『Help!』にも収録されるシングル曲で、ジョン・レノンが中心となって書いた作品の一つ。発売後すぐにチャート上位へ駆け上がり、大きなヒットとなった。
9. 1966年4月9日:シンシア・ニクソン(Cynthia Nixon)の誕生
アメリカの女優。テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役で一躍有名となり、舞台でも活躍してトニー賞などを受賞している。

10. 1977年4月9日:ABBAの「Dancing Queen」が全米チャートで1位を獲得
スウェーデンのポップグループABBAの代表曲。彼らにとってアメリカで唯一の全米1位となり、世界的ポップアイコンとしての地位を確立した。
これらの出来事には、建築や音楽、演劇、実業、そして公民権運動に関わる歴史的コンサートまで、多様な文化的意義が含まれます。4月9日は、各ジャンルで大きな足跡を残した人物の誕生や歴史的トピックに彩られた日と言えるでしょう。