マルティアリスのエピグラムと古代ローマ ⅩⅩⅩⅦ

マルティアリスの食事に関する有名なエピグラムの1つを原文で紹介します:

“Cum mensas habeat fere trecentas, pro mensis habet Annius ministros: transcurrunt gabatae volantque lances. Has vobis epulas habete, lauti: nos offendimur ambulante cena.”

これは豪華な宴会を批判した詩で、おおよその意味は: 「アンニウスは300もの料理を出すが、 給仕人が多すぎて料理が冷めてしまう。 皿は飛ぶように運ばれていく。 お金持ちよ、そんな食事をどうぞ。 私は動き回る食事には辟易する。」

なお、古代ラテン語の原文の引用については、私の記憶が不完全である可能性があり、細部に誤りがある可能性があります。正確な原文については、学術的な原典をご確認いただくことをお勧めします。

マルティアリスは『エピグランマタ』の中で、当時のローマの食文化や宴会について多くの風刺的な詩を残しています。例えば:

「粗末な食事の招待」について書いた詩では、主人が客に出す料理は安っぽいものばかりなのに、自分は高価な料理を食べるという当時の悪しき風習を批判しています。

また「食通ぶる者」を皮肉った詩では、高価な食材ばかりを求める見栄っ張りな食通を嘲笑しています。

当時のローマでは、珍しい食材や贅沢な料理を出すことがステータスシンボルとなっていました。例えばムレナ(魚)やイノシシ、孔雀などが人気でした。マルティアリスはこうした見せびらかしの食文化を痛烈に風刺しています。

なお、マルティアリスの特定の詩の引用や解釈については、私の知識が不完全な可能性があり、誤った情報を提供してしまう可能性があることをお伝えしておく必要があります。古代文学の詳細な内容については、専門家や信頼できる文献で確認されることをお勧めします。