以下に、文化・芸術・エンターテインメント分野で2月17日に起こった代表的な出来事を、年代順に10件ご紹介します。

- 1673年2月17日
フランスの劇作家モリエール(Molière、本名:ジャン=バティスト・ポクラン)が、代表作の一つ『想像病患者(ル・マラード・イマジネール)』上演中に倒れ、その日のうちに死去。演劇史上でも著名なエピソードとされる。 - 1904年2月17日
ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人(Madama Butterfly)』がミラノのスカラ座で初演。初演時は不評だったが、その後改訂を重ね、現在ではプッチーニの代表作の一つとして世界中で上演されている。 - 1925年2月17日
アメリカで雑誌『ザ・ニューヨーカー(The New Yorker)』が創刊。文学・ジャーナリズム・漫画など多彩な内容を特徴とし、アメリカの文化誌として長い歴史と高い評価を得ている。 - 1933年2月17日
アメリカの人気新聞漫画『ブロンディ(Blondie)』において、ダグウッド・バムステッド(Dagwood Bumstead)とブロンディ・ブープーadoop(Blondie Boopadoop)の結婚式が描かれた。これを機に、同作は一気に人気を高めたと言われる。 - 1984年2月17日
ケヴィン・ベーコン主演のダンス映画『フットルース(Footloose)』がアメリカで公開。高校生たちがダンスや音楽を禁じる町で奮闘する姿を描き、音楽とともに大ヒットを記録した。 - 1989年2月17日
キアヌ・リーブスとアレックス・ウィンター主演のコメディ映画『ビルとテッドの大冒険(Bill & Ted’s Excellent Adventure)』がアメリカで公開。タイムトラベルを題材としたユニークな青春コメディとして、その後も続編やスピンオフが作られた。 - 2008年2月17日
第58回ベルリン国際映画祭が閉幕し、ブラジル映画『エリート・スクワッド(Tropa de Elite)』(ジョゼ・パジーリャ監督)が最高賞の金熊賞を受賞。ブラジルの都市部における社会問題を赤裸々に描き、世界的に注目を集めた。 - 2013年2月17日
第63回ベルリン国際映画祭が閉幕し、ルーマニア映画『チャイルズ・ポーズ(Child’s Pose)』(カリン・ピーター・ネッツァー監督)が金熊賞を受賞。ルーマニアの新しい映画潮流「ルーマニアン・ニューウェーブ」を代表する作品の一つとなった。 - 2019年2月17日
第69回ベルリン国際映画祭が閉幕。イスラエルのナダフ・ラピド監督作『シノニムズ(Synonyms)』が金熊賞を受賞。過激ともいえる主人公のアイデンティティ探求の物語が大きな話題を呼んだ。 - 2023年2月17日
マーベル・スタジオ製作のスーパーヒーロー映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア(Ant-Man and the Wasp: Quantumania)』が世界各国で封切り。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ5の幕開けを飾る作品として注目を集めた。