以下に、過去の2月13日に文化・芸術・エンターテイメント分野で起こった、代表的な出来事を10件ご紹介します。年代順にまとめました。
- 1883年(明治16年)
- ドイツの作曲家・指揮者であり、楽劇を大成した リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner) が、イタリアのヴェネツィアで逝去。『ニーベルングの指環』など、後世に多大な影響を与えた。
- 1903年(明治36年)
- ベルギーの推理作家 ジョルジュ・シムノン(Georges Simenon) が生まれる。刑事メグレ(Maigret)シリーズなど、多作かつ高い評価を得る推理小説で知られる。

- 1914年(大正3年)
- アメリカの作曲家・作詞家の権利保護を目的とした団体 ASCAP(American Society of Composers, Authors and Publishers) が、ニューヨークで創設される。ヴィクター・ハーバートやアーヴィング・バーリンらが中心となって結成。
- 1917年(大正6年)
- エキゾチックな踊り子として名を馳せ、その後スパイ容疑をかけられた マタ・ハリ(Mata Hari) が、パリのホテルで逮捕される。第一次世界大戦時を象徴する“妖婦”として後世の文学・映画にも大きな影響を与えた。
- 1933年(昭和8年)
- アメリカの女優 キム・ノヴァク(Kim Novak) が生まれる。アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい(Vertigo)』(1958年)など、多くの作品で印象的な演技を残した。

- 1942年(昭和17年)
- アメリカのロックバンド「モンキーズ(The Monkees)」のメンバーとして活躍した ピーター・トーク(Peter Tork) が誕生。本名はピーター・ハルステン・ソーケルソン (Peter Halsten Thorkelson)。
- 1950年(昭和25年)
- イギリスのロックミュージシャン ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel) が生まれる。プログレッシブ・ロックバンド「ジェネシス(Genesis)」の初代リード・シンガーとして活躍後、ソロでも『ソルズベリー・ヒル』など多くの名曲を発表。
- 1970年(昭和45年)
- イギリスのヘヴィメタル・バンド「ブラック・サバス(Black Sabbath)」が、デビューアルバム『Black Sabbath』をイギリスでリリース。後のヘヴィメタル・シーンの礎を築いた歴史的作品として知られる。
- 1996年(平成8年)
- イギリスのボーイバンド「テイク・ザット(Take That)」が公式に解散を発表。メンバーのロビー・ウィリアムズ脱退などを経た後の出来事で、当時大きな話題となった(のちに再結成)。
- 2000年(平成12年)
- アメリカの漫画家チャールズ・M・シュルツ(Charles M. Schulz)の代表作『ピーナッツ(Peanuts)』の最終回(※最終のサンデー版)作品が新聞に掲載。シュルツ自身は前日の2月12日に逝去し、“スヌーピーと仲間たち”の50年近い連載に幕が下りた日としても知られる。
これらはあくまで代表的な例ですが、2月13日には音楽や映画、文学など、世界の文化・芸術・エンターテイメント史を形作る重要な出来事が数多く起きています。