このラテン語の詩行はウェルギリウスの『アエネーイス』第1巻からの引用3-④ですね。

文法的解釈と共に日本語訳をご説明します:
currus fuit – 「戦車(の都)であった」
- currus: 名詞・主格
- fuit: sum動詞の完了形
hoc regnum dea gentibus esse – 「この王国が諸民族の(支配する王国)となることを」
- hoc: 指示形容詞・対格
- regnum: 名詞・対格
- dea: 名詞・主格 (ユーノー神を指す)
- gentibus: gens(民族)の与格複数形
- esse: sum動詞の不定形
si qua fata sinant – 「もし運命が許すならば」
- si: 接続詞
- qua: 不定形容詞
- fata: 名詞・主格複数形
- sinant: sino(許す)の接続法現在
iam tum tenditque fovetque – 「すでにその時から努め、育てている」
- iam tum: 副詞句
- tendit: tendo(努める)の現在形
- fovet: foveo(育てる)の現在形
- que: 接続詞(繰り返し)
総訳: 「(カルタゴは)戦車(の都)であった。女神(ユーノー)は、もし運命が許すならば、この王国が諸民族の(支配する王国)となることを、すでにその時から望み育てているのだ。」