このウェルギリウスの『アエネーイス』第1巻からの一節3-②を文法的に解釈し、翻訳します。

文法的解釈:
- Italiam: 対格 (目的地・方向を示す)
- contra: 前置詞 (~に向かって、~の対岸に)
- Tiberinaque: Tiberina + que(接続詞)、形容詞 (チベリス川の)
- longe: 副詞 (遠くに)
- ostia: 名詞対格複数形 (河口)
- dives: 形容詞主格 (豊かな)
- opum: 名詞属格複数形 (富、資源の)
- studiisque: studiis (奪格複数) + que (そして)
- asperrima: 形容詞最上級主格 (最も激しい、最も厳しい)
- belli: 名詞属格単数 (戦争の)
日本語訳:
「イタリアに向かって、そしてチベリス川の遠い河口に向かって、
(その地は)富める資源に満ち、戦いへの激しい情熱を持つ(土地である)」
この部分は、カルタゴの地理的位置とその特徴を描写している箇所です。