1768年1月9日、フィリップ・アストリー(Philip Astley)がロンドンに最初の近代サーカスを開設しました。

アストリーのサーカスの特徴:
- 円形の舞台(サーカスリング)を初めて導入
- 直径13メートルの円形アリーナを確立(現在も標準的なサイズ)
- 馬術ショーを中心に、曲芸や道化師の演目を組み合わせた
歴史的意義:
- 現代のサーカスの基本形式を確立
- エンターテインメントとしてのサーカスを体系化
- 商業的な興行として成功を収める
プログラムの構成:
- 馬術演技
- アクロバット
- クラウン(道化師)
- 様々な曲芸
- 音楽演奏
影響:
- ヨーロッパ全域にサーカスが広がるきっかけとなる
- アメリカのサーカス文化の発展にも影響
- エンターテインメント産業の先駆けとなる
アストリーは元軍人で優れた馬術家でしたが、そのスキルをエンターテインメントとして昇華させ、新しい芸術形式を生み出しました。彼が確立したサーカスの基本形式は、250年以上経った現在でも世界中のサーカスに受け継がれています。