『アエネーイス』の1-④です。

genus unde Latinum, Albanique patres, atque altae moenia Romae.
文法的解釈:
1. genus:
• 名詞(中性・単数・主格)
• 意味:「種族」「民族」「家系」。ここでは「ラティウム人の種族」を指す。unde による関係節の主語。
2. unde:
• 関係副詞、「そこから」「それに由来して」。
• genus, Albani patres, moenia を導き、それらがアイネイアスの冒険から起こったことを示している。
3. Latinum:
• 形容詞(中性・単数・主格)
• 意味:「ラティウムの」「ラティウムに関する」。genus に係る。
4. Albanique:
• Albani: 名詞(男性・複数・主格)、アルバ・ロンガ(ローマの母都市)の創始者たち。
• -que: 接続詞(後置型)、「~と」を付加する。genus Latinum に並列。
5. patres:
• 名詞(男性・複数・主格)、「父祖」「祖先」。Albani に係る。
6. atque:
• 接続詞、「そしてさらに」「加えて」。
7. altae:
• 形容詞(女性・単数・属格)、意味:「高い」「そびえ立つ」。moenia に係る。
8. moenia:
• 名詞(中性・複数・主格)、「城壁」「防御施設」。ここでは「都市」を象徴的に意味する。
9. Romae:
• 名詞(女性・単数・属格)、「ローマの」。属格で moenia に係る。
逐語訳:
「そこからラティウム人の種族が、アルバ・ロンガの父祖たちが、そして高きローマの城壁が(起こった)。」
意訳:
「そこからラティウム人の種族が生まれ、アルバ・ロンガの父祖たちが続き、そしてそびえ立つローマの城壁へと繋がっていった。」
この一節は、『アエネーイス』がローマ建国の遠い起源を描いていることを象徴する重要な部分であり、アイネイアスの冒険とローマの栄光との結びつきを強調しています。