Aurum, thus, et myrrha

ちょっと早いのですがご紹介。

“Aurum, thus, et myrrha”はラテン語で「金、乳香、没薬」を意味する言葉です。これは新約聖書のマタイによる福音書に登場する東方の三博士(賢者)がイエス・キリストに捧げた三つの贈り物を指します。

それぞれの贈り物には象徴的な意味があります:

  1. Aurum(金)
  • 王権の象徴
  • キリストが王であることを表す
  • 最も価値の高い贈り物として、イエスの崇高さを表現
  1. Thus(乳香)
  • 神聖さの象徴
  • 祭司職を表す
  • 祈りや礼拝に使用される香料として、キリストの神性を表現
  1. Myrrha(没薬)
  • 死と苦しみの象徴
  • 遺体の防腐処理に使用された
  • キリストの受難と死を予示する

この三つの贈り物は、イエス・キリストの三つの性質(王、祭司、預言者)を象徴するものとして解釈されており、キリスト教美術や文学において重要なモチーフとなっています。また、この出来事を記念して、多くのキリスト教会では1月6日に公現祭(Epiphany)を祝います。