1895年12月28日、パリのグラン・カフェで行われたリュミエール兄弟による映画上映会は、映画史上の重要な出来事として知られています。

上映会の詳細:
- 場所:パリのカプシーヌ大通り14番地のグラン・カフェ地下のインド・サロン
- 入場料:1フラン
- 観客数:初日は33人程度でしたが、その後急速に人気を集めました
- 上映時間:各映画は約50秒程度
上映された作品:
- 『工場の出口』- リュミエール工場の労働者たちが仕事を終えて帰宅する様子
- 『赤ちゃんの食事』- オーギュスト・リュミエールの娘の食事シーン
- 『列車の到着』- ラ・シオタ駅に列車が到着する様子
- その他、当時の日常生活を捉えた短編映画
技術的特徴:
- シネマトグラフという装置を使用(撮影機と映写機を兼ねる画期的な機械)
- 1秒間に16フレームで撮影・映写
- 35mmフィルムを使用
歴史的意義:
- 世界初の有料の映画上映として記録
- 映画産業の商業的可能性を示した
- 以後、映画は急速に世界中に広がっていきました
リュミエール兄弟のこの上映会は、現代の映画産業の始まりを告げる歴史的な出来事となり、映画という新しいメディアの可能性を世界に示しました。