教皇ピウス9世は1854年12月8日、教義布告「Ineffabilis Deus(形容しがたき神)」を発布し、「無原罪の御宿り」を正式なカトリック教会の教義として定めました。

この教義の内容:
- 聖母マリアは、その懐胎の最初の瞬間から、原罪から完全に守られていたとするもの
- マリアは人類の救い主イエス・キリストの母となるために、特別な恩寵によって原罪から守られたという信仰を確認
- これは神の特別な恩寵によるものであり、キリストの贖罪の功徳を予見して与えられたとされる
歴史的背景:
- この信仰は中世から多くのカトリック信徒の間で広く信じられていました
- 特に18世紀以降、この教義化を求める声が高まっていました
- ピウス9世は就任後、世界中の司教に意見を求め、大多数が賛成したことを確認
この宣言の影響:
- カトリック教会の教義として正式に確立
- マリア崇敬の重要な基礎となった
- 12月8日は「無原罪の御宿りの祝日」として祝われるようになった
この教義宣言は、カトリック教会の歴史における重要な出来事の一つとして位置づけられ、現代でも変わらぬ重要性を持っています。