東京音楽学校(現・東京藝術大学)で、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」が日本で初めて全楽章演奏されたことは、日本の音楽史上重要な出来事でした。以下にその詳細を示します:

- 指揮者:近衛秀麿(こうのえ ひでまろ)
- 演奏:東京音楽学校管弦楽部(現・東京藝術大学管弦楽団)
- 合唱:東京音楽学校合唱団
- 会場:東京音楽学校奏楽堂(現・旧東京音楽学校奏楽堂)
この公演は、西洋クラシック音楽の大作が日本で初めて全曲演奏された記念碑的な出来事であり、日本の音楽教育や演奏の水準向上に大きく貢献しました。また、この公演を契機に、「第九」の年末演奏が日本の音楽文化の伝統となっていきました。