エピクテトスの教え

エピクテトスの教えは、ストア派哲学の中でも特に重要な位置を占めています。「自分の支配下にあるものと、そうでないものを区別することの重要性」は彼の哲学の中核を成す概念です。この考えを表現した彼の有名な言葉をラテン語で紹介します。

“Quaedam sunt quae efficere possumus, quaedam quae non possumus.”

この言葉は日本語で「我々にできることもあれば、できないこともある」という意味です。

エピクテトスの著作『提要(エンキリディオン)』の冒頭に登場するこの言葉は、彼の哲学の根本を表しています。彼は、人生の出来事を二つのカテゴリーに分けることを提唱しました:

  1. 我々の支配下にあるもの(自分の意見、欲望、嫌悪など)
  2. 我々の支配下にないもの(他人の行動、評判、財産など)

エピクテトスは、幸福と内なる平和は、この区別を理解し、自分の支配下にあるものに集中することで得られると教えました。

原文はギリシャ語で書かれましたが、ここではラテン語訳を提供しました。これは後にローマ帝国の哲学者たちによって広められた形です。