“Omnia mutantur, nihil interit.”

この文もラテン語の格言です。文法的に解説いたします。

  1. 構造:
    “Omnia mutantur, nihil interit.”
  2. 単語ごとの分析: a) “Omnia”:
    • 品詞:代名詞
    • 性:中性
    • 数:複数
    • 格:主格
    • 意味:「すべてのもの」
    b) “mutantur”:
    • 品詞:動詞
    • 態:受動態
    • 人称:3人称
    • 数:複数
    • 時制:現在
    • 意味:「変化する」
    c) “nihil”:
    • 品詞:代名詞
    • 性:中性
    • 数:単数
    • 格:主格
    • 意味:「何も~ない」
    d) “interit”:
    • 品詞:動詞
    • 態:能動態
    • 人称:3人称
    • 数:単数
    • 時制:現在
    • 意味:「滅びる」「消滅する」
  3. 文法関係:
  • 二つの独立した節から成る複文です。
  • 第一節:「Omnia mutantur」(すべてのものは変化する)
  • 第二節:「nihil interit」(何も滅びない)
  1. 全体の意味:
    直訳:「すべてのものは変化する、何も滅びない」
    意訳:「万物は変化するが、何も完全には消滅しない」
  2. 文の種類:
    複文(二つの独立した節を持つ文)
  3. 文法的特徴:
  • 第一節では受動態が使用されています。
  • 第二節では能動態が使用されています。
  • 両節とも現在時制を用いて、普遍的な真理を表現しています。
  • 対比的な内容を簡潔に表現しています。

この格言は、ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』に由来します。すべてのものは常に変化しているが、完全な消滅はないという哲学的な考えを表現しています。物事の永続的な変化と、その中での本質の保存という概念を示しています。