スタートレックのオリジナルシリーズは、1966年9月8日にNBCで初放送されました[1][2]。最初のエピソードは「歪み(The Man Trap)」というタイトルで、ジーン・ロッデンベリーによって製作総指揮されました。

このエピソードでは、惑星連邦の宇宙艦隊の誇る宇宙船U.S.S.エンタープライズ号が、未知の惑星の調査や知的生命体との友好的接触を目的として、人類未踏の宇宙へ旅立ちます[2]。若き船長ジェイムズ・T・カーク、地球人と異星人バルカン人のハーフである副長のスポック、人間味溢れる医療主任のドクター・マッコイらが登場し、広大な宇宙空間で神秘現象や高度な文明を持つ生命体との遭遇などの冒険を繰り広げます。
このシリーズは、そのSFマインドと魅力的なキャラクター、希望的な未来観で人気を博し、スタートレックシリーズの原点となりました[1][2]。独創的な宇宙船のデザインや特撮技術、レギュラーに東洋人・黒人を配するなど、当時としては画期的な試みが多くありました[2]。その後、劇場版や続編TVシリーズなどでも作品世界が大きく広げられ、TVドラマ全体に計り知れない影響を与えたのです。