1956年7月30日、エルヴィス・プレスリーのシングル「冷たくしないで (Don’t Be Cruel)」が、ビルボードの全米シングルチャートで1位を獲得しました。 この曲は、B面に収録されていた「ハウンド・ドッグ (Hound Dog)」とともに、エルヴィスの初期の代表曲として知られています。
「冷たくしないで」は、オーティス・ブラックウェルによって書かれた曲で、エルヴィスの特徴であるロックンロールのリズムとブルースの要素が融合したアップテンポなナンバーです。 エルヴィスの情熱的なボーカルと、スコティ・ムーアのギター、ビル・ブラックのベース、D.J.フォンタナのドラムによるタイトな演奏が、若者を中心に熱狂的な支持を集めました。
この曲のヒットは、エルヴィスを全米のスーパースターへと押し上げ、ロックンロールという新しい音楽ジャンルを確立する上で大きな役割を果たしました。また、黒人音楽と白人音楽の融合という点でも、音楽史において重要な意味を持つ出来事となりました。
「冷たくしないで」は、その後も多くのアーティストによってカバーされ、ロックンロールのスタンダードナンバーとして愛され続けています。 エルヴィス自身も、この曲をライブで頻繁に演奏し、彼の代表曲の一つとして定着しました。
この曲は、ビルボードのポップチャート、R&Bチャート、カントリーチャートの3つの主要チャート全てで1位を獲得するという快挙を達成しました。 これは、当時としては異例のことであり、エルヴィスの音楽が幅広い層に受け入れられていたことを示しています。
「冷たくしないで」のヒットは、エルヴィス・プレスリーという一人の若者が、音楽界に革命を起こし、世界中の若者文化に影響を与えた歴史的な瞬間として、今も語り継がれています。