長編アニメーション映画『ピノキオ』

1940年7月27日、ウォルト・ディズニー・プロダクション(現:ウォルト・ディズニー・カンパニー)による長編アニメーション映画『ピノキオ』がアメリカで公開されました。

作品概要

  • 原作: イタリアの作家カルロ・コッローディの児童文学『ピノッキオの冒険』
  • 監督: ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク
  • 音楽: リー・ハーライン、ポール・J・スミス、ネッド・ワシントン
  • 声の出演: ディッキー・ジョーンズ(ピノキオ)、クリフ・エドワーズ(ジミニー・クリケット)、クリスチャン・ラブ(ゼペットじいさん)

あらすじ

孤独な老人ゼペットじいさんが作った木彫りの人形ピノキオは、ブルー・フェアリーの魔法によって命を吹き込まれます。ピノキオは「本物の人間の男の子になる」という願いを叶えるため、善悪を教え導く良心ジミニー・クリケットと共に冒険の旅に出ます。しかし、ピノキオは正直さや勇気が試される様々な誘惑や困難に直面し、嘘をつくたびに鼻が伸びてしまうという呪いにも苦しめられます。

特徴

  • ディズニー初のカラー長編アニメーション: 『白雪姫』に続くディズニーの2作目の長編アニメーション映画であり、初のカラー作品として制作されました。
  • 革新的なアニメーション技術: 当時の最新技術を駆使し、キャラクターの繊細な動きや表情、水の表現など、リアルで美しい映像を実現しました。
  • 印象的な音楽: アカデミー歌曲賞を受賞した「星に願いを」をはじめ、物語を彩る美しい音楽が数多く使用されています。
  • 道徳的なメッセージ: 嘘をつくことの罪や、勇気と正直さの大切さなど、子供たちに道徳的な教訓を与える作品として評価されています。

評価と影響

公開当初は興行的に成功しませんでしたが、その後、再評価され、ディズニーを代表する名作の一つとして世界中で愛されています。アカデミー賞では作曲賞と歌曲賞を受賞し、その芸術性と技術力は高く評価されています。ピノキオやジミニー・クリケットといったキャラクターは、ディズニーのアイコンとして親しまれ、数多くの関連作品やグッズが制作されています。

その他

  • 2022年には、ロバート・ゼメキス監督による実写版『ピノキオ』がDisney+で配信されました。
  • ピノキオの「嘘をつくと鼻が伸びる」という設定は、世界中で広く知られており、嘘をつく子供を戒める言葉として使われています。