この文は、古代ローマの詩人カトゥッルスの有名な詩の冒頭部分です。ラテン語で書かれており、文法的に解釈すると以下のようになります:
- “Odi et amo.”(私は憎み、そして愛する)
- Odi: 動詞 “odisse”(憎む)の現在形、一人称単数
- et: 接続詞(そして)
- amo: 動詞 “amare”(愛する)の現在形、一人称単数
- “Quare id faciam, fortasse requiris?”(なぜ私がそうするのか、おそらくあなたは尋ねるだろう)
- Quare: 疑問副詞(なぜ)
- id: 指示代名詞(それを)
- faciam: 動詞 “facere”(する)の接続法現在、一人称単数
- fortasse: 副詞(おそらく、たぶん)
- requiris: 動詞 “requirere”(尋ねる、求める)の直説法現在、二人称単数
全体の意味: 「私は憎み、そして愛する。なぜ私がそうするのか、おそらくあなたは尋ねるだろう。」
この詩は、愛と憎しみという相反する感情が同時に存在する複雑な心理状態を表現しています。カトゥッルスは、自身の感情の矛盾を認識しつつ、その理由を説明することの難しさを示唆しています。この簡潔な表現は、人間の感情の複雑さと矛盾を見事に捉えており、古典文学の中でも特に有名な一節となっています。
