Ride, si sapis, o puella, ride.

ローマの詩人マルティアリス(Martialis)のエピグラムの冒頭のフレーズです。訳は「笑え、もし賢いなら、おお、少女よ、笑え。」です。軽やかで良いですね。

エピグラム(Epigram)とは古代ローマの短詩の重要なジャンルの1つで、機知に富んだ1~4行程度の短詩、風刺詩のことです。

マルティアリス(本名:マルクス・ヴァレリウス・マルティアリス、Marcus Valerius Martialis、約40年頃 – 104年頃)は、ローマ帝国時代の著名な詩人で、そのエピグラムで有名です。彼の作品は鋭い風刺と機知に富み、ローマ社会の様々な側面を描写しています。

    Ride, si sapis, o puella, rideで始まる短詩全体は次のようです。

    Ride, si sapis, o puella, ride; Parum severae est mea Musa nec liber Lactantis infantes videt.

    「笑え、もし賢いなら、おお、少女よ、笑え。私の詩は厳格すぎず、私の本も乳飲み子たちを見守っている。」

    このエピグラムは詩人の作品が子供たちにも適していると述べつつ、「笑え、もし賢いなら、おお、少女よ、笑え。」と呼びかけて自らの軽やかな詩風を強調しています。

    今日興味深く学んだのでその一端をご紹介しました。

    たお、Lactantis を「授乳中の」と解しましたが、「Lactantiusの」とも解釈できます。そのような名の有名人でキリスト教徒の著述家が おりますがマルティアリスよりも200年以上後の人です。それで「授乳中の」と訳すのが良いと思います。