アメリカの絵本作家モーリス・センダックが1928年6月10日に生まれました、彼は、1963年に出版された『かいじゅうたちのいるところ』で世界的に有名になり、その作品は今もなお多くの人々に愛されています。
『かいじゅうたちのいるところ』
この絵本は、主人公の少年マックスが、いたずらをして寝室に閉じ込められ、想像の中でかいじゅうたちの住む島へ旅立ち、そこでかいじゅうたちと交流する物語です。

特徴
- 独創的な世界観: センダックは、子供たちの空想や恐れ、喜びといった感情を、独特のタッチで表現しました。かいじゅうたちは、時に恐ろしく、時にユーモラスで、子供たちの心の中に潜む様々な感情を象徴しているようです。
- 美しい絵: センダックの絵は、繊細な線と大胆な色彩が特徴的で、見る者を物語の世界へと引き込みます。かいじゅうたちの表情や動きは生き生きとしており、子供たちの想像力をかき立てます。
- シンプルなストーリー: 物語は、短い文章と絵で構成されており、子供たちが理解しやすいように工夫されています。しかし、その中には、孤独や怒り、喜びといった普遍的なテーマが込められており、大人も深く共感できる内容となっています。
影響
『かいじゅうたちのいるところ』は、出版当初から高い評価を受け、コールデコット賞など数々の賞を受賞しました。その後、世界中で翻訳され、2000万部以上を売り上げるベストセラーとなりました。
この絵本は、子供たちの想像力を刺激し、感情を表現することの大切さを教えてくれます。また、大人にとっては、子供の頃の記憶や感情を呼び起こし、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれる作品でもあります。
センダックの死後も、『かいじゅうたちのいるところ』は、世代を超えて愛され続けています。2009年には、スパイク・ジョーンズ監督によって映画化され、絵本とはまた違った魅力で観客を魅了しました。
モーリス・センダックは、『かいじゅうたちのいるところ』以外にも、『まよなかのだいどころ』、『ちいさなちいさなぼく』など、数多くの優れた絵本を残しています。彼の作品は、これからも多くの人々に愛され、読み継がれていくことでしょう。