今日のラテン語お遊びで、古代ローマの詩人に倣って、「Dulcia cibaria甘い食べ物」。を主題にClaude3Haikuに短詩を作ってもらいました。
下はその中の一部分です。
Nectar divinum, ambrosia coelestis,
Nectarque delicatum, flos frugum est.
Hos qui degustant, dulcedine fruuntur,
Atque animi curas pellere valent.
「神聖な飲み物、天の食べ物。
そして繊細な神聖な飲み物は、果物の花である。
これらを味わう人々は、甘さを享受し、
心の心配を追い払うことができる。」
この詩からdegustareという動詞が気になり調べたのでご紹介したいのですがその前にこの詩を眺めてみましょう。
◯「ambrosia」という語が一段目に見られます。
ギリシャ神話に登場する神々の食べ物や飲み物の一種のようです。非常に味が良く、人間には手に入りにくいものとされていた、とか。ギリシャ語でἀμβροσίαと表記されます。
詩はこのようにギリシャ神話の要素を巧みに取り入れて、甘い食べ物の崇高なイメージを醸し出しています。
◯「Hos qui degustant これらを味わう人々は」とあります。以下は単語の意味です。
- Hos (代名詞, 複数対格): 「これらを」
- qui (関係代名詞, 複数主格): 「〜する人々」
- degustant (動詞 degustareの3人称複数現在): 「 味わう」
そして、「甘さを享受し、心の心配を追い払うことができる。」と続きます。
degustareが気になったのでした。gustare(味わう)という語もあるのですがdegustareが用いられています。
そこで両者のニュアンスの違いをClaude3に尋ねました。
「degustare」と「gustare」は、どちらも「味わう」という意味を持つラテン語の動詞ですが、ニュアンスに違いがあります。
◯degustare
- 「完全に味わう、じっくり味わう」というニュアンスを持ちます。
- 「de-」(完全に、徹底的に)と「gustare」(味わう)という語根から成り立っています。
- 食べ物や飲み物を丁寧に、注意深く味わうことを意味します。
- 比喩的に、物事を詳細に吟味したり、じっくり評価したりすることも意味します。
◯gustare
- より一般的に「味わう、試食する」という意味で使われます。
- 食べ物や飲み物を味わったり、試しに食べたりすることを意味します。
- 比喩的に、物事を精神的、感覚的に経験し、その価値や特質を評価することも意味します。
主な違いは、「degustare」が「完全に、徹底的に味わう」というニュアンスを持つのに対し、「gustare」はより一般的に「味わう」という意味で使われることです。
例えば、以下のような文脈で使い分けられます。
- ワインテイスティングで、専門家が注意深くワインの味や香りを評価する場合は「degustare」を使うことが多いです。
- 一方、食事の際に料理を味わう場合や、比喩的に人生の喜びを味わう場合は「gustare」を使うことが一般的です。
ただし、これらの動詞の使い方には重なる部分もあり、文脈によっては互換的に使用される場合もあります。
以上のように、「degustare」と「gustare」はどちらも「味わう」という意味を持つ動詞ですが、「degustare」は「完全に、徹底的に味わう」というニュアンスを持ち、「gustare」はより一般的に「味わう」という意味で使われるという違いがあります。
なのだそうです。何事においてもdegustare(深く、完全に、徹底的に味わうこと)が大事だと思います。