「言葉を話す人」

AIを使っていつものようにラテン語と戯れていたら、昨日、古代教会スラブ語Old Church Slavonicという言語のことを知りました。

ChatGPTによるとそれは以下のようなものなのだそうです。

Old Church Slavonic(古代教会スラブ語)は、9世紀に作成された最初のスラブ語の文献語です。この言語は、ビザンチン帝国から派遣された聖キュリロスとメトディオス兄弟によって創出されました。彼らはスラブ人にキリスト教を伝えるため、彼らの母語に近い形のスラブ語を使用し、それに合わせてグラゴル文字を創り出しました。

Old Church Slavonicは、主に宗教的なテキスト、特に正教会の聖書の翻訳や礼拝のための文献に使われました。その言語と文字は、スラブ語圏の広い地域に影響を与え、多くのスラブ言語の発展に寄与しました。また、古代教会スラブ語はその後のスラブ語の歴史的発展においても重要な役割を果たしており、現代の多くのスラブ語にその痕跡を見ることができます。

この古代教会スラブ語で有名なフレーズの一つに

「Ⱄⰾⱁⰲⱁ Ⰰⰸⱏ · ⰔⰎⰑⰂⰑ» (グラゴル文字) または «Слово азъ · слово» (キリル文字)があるそうです。これは聖書のヨハネによる福音書の冒頭に由来しており、現代のスラブ諸語で「Az” esm’ slovo」や「Аз есмь слово」と表記され、英語では “I am the Word” と訳されます。

ここにslovoという単語が読み取れますね。「言葉」という意味だそうです。このslovoから「slověninъ」(スラブ人)=「言葉を話す人」という語が生まれ、スロバキア🇸🇰という国名にも繋がるとのこと。同様の関連性は、他のスラブ系の国名にも見られます。例えば、スロベニア(Slovenia)、ユーゴスラビア(Yugoslavia)などです。

スラブとは「言葉を話す人」という意味なのだということを知ったという話しでした。