デジタルカメラの曲がり角?

愛用のニコン株が暴落したというニュースを見ました。会社の構造改革のために1000人規模の早期退職者を募集したところ、それを超える応募者が出たそうです。また、デジタルカメラの売り上げが昨年同期に比べて、一眼レフで20パーセント減、デジカメにいたっては60パーセント減だそうです。収益が当然減っているようです。

20年以上前になりますが、銀塩カメラからデジタルカメラに移行する時、大掛かりなリストラが行われたのを覚えています。従業員の方々が新宿西口の量販店近くでデモをしていました。

デジタルカメラが行き渡っていった右肩上がりの時代は終わりましたね。スマホで綺麗な写真が撮れて、ネットに繋がるわけですから、もうコンデジの出番はありません。一眼レフデジカメも頭打ちですね。ほぼ性能的には行き着くところにたどり着いているようですから、次々に買い換える時代は過ぎました。また、ニコ爺と呼ばれるような世代も高齢化が進み、市場が縮小されつつあるのかなと思います。

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データ復旧は

ハードディスクが壊れたので、データの復旧をお願いした。すごく親切丁寧に取り組んでいただいたが、写真などの大きなデータは難しい。

2009年から2103年までの間に撮った写真が失われてしまい残念。しかし、縮小したものをpicasa webにアップしていたので(今はgoogle photo)、その一部は残った。

ハードディスクの寿命は3年と、O牧師が言っていたが、どうもそうらしい。大切なデータはDVDなどに焼き付けておく必要があるのかも知れない。ということを学びました。

 

17年、わたしは18年

Digital Camera.jpというサイトがあります。サイト名で分かるようにデジタルカメラに関する新しい情報を掲載してくれています。16年12月8日で満17年になるそうです。開設前年に私はデジタルカメラを最初に購入しましたので、このサイトはずっと観させていただいてきました。

エイプリルフールの特集が、時に物議をかもすほど、面白いですね。一度、すっかり騙されたことがありました。

http://www.digitalcamera.jp/

隣に座ったお爺さん

Nikon1シリーズのV2に赤の10-100mmレンズをつけて持ち歩いておられる品の良いお年寄りが、山手線の電車で私の隣にお座りになった。上野から乗り込んでこられたと思う。

うれしかった。V2は私の好きなカメラの一つで、これを持ち歩いている人にはじめて遭遇したからだ。しかもレンズは赤。お洒落に使いこなしておられる。

チューリップと桜で世界一

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浜名湖フラワーパークは世界一の「チューリップと桜」の名所だそうです。この組み合わせはここしかないからだそうです。もう桜も終わりですね。見逃した方は来年、お越しください。

この日、嬉しいことがありました。足腰の調子が良かったのです。実は、5年ほど前から腰の調子が悪く、それに付随する症状に悩まされています。重いカメラを持って、起伏のあるところを歩くのがやっかいだったのですが、何年ぶりでしょうか、この日は実に快調で、カメラの重さも気にならず、積極的に動き回ることができたのでした。

1シリーズの望遠ズーム

Nikonの1シリーズは1インチセンサーのデジタルカメラです。70-300mm望遠ズームは、一般的なサイズに換算すると189-810mmの超望遠ズームということになります。一昔前ならば手持ちでは扱えなかったでしょうが、1シリーズのおかげで身近で軽量、取り扱い易いレンズとなりました。

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10年前の精進湖

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一昨日、精進湖を通って甲府に行きました。その時に、10年前のこの写真のことを思い出しました。D2X に80-200mmF2.8です。カメラもレンズも良かった。

ちなみに、無料でブログを構築できるようにサービスしてくださっていますが、こんなふうにスライドで画像を表示することもできるようになりましたね。wordpress.comさんに感謝します。

(でも・・・・・・)

ある人に、最近購入した小さなカメラで撮った写真を見せた。彼は言いました「きれいに撮れるとしたら、カメラが高価だからではなく、新しいからですね。」と。

痛いところをついてきた。そうなのです、新しいカメラは良くなっていると思うので、ついつい手を出してしまうのです。ところが、彼の言葉にはきっと続きがあるはずです。「でも、君の写真はいつも変わりがないね。」

そうなのです。それこそ真理なのです。

明日は東京

いつでも行けるところではありますが、理由がないと行けないものです。

明日は夏に教会実習のために来浜する某神学生に会います。いろいろと説明をしたり、相談にのるためです。よい実習をしてもらうためには必要なことです。中野で待ち合わせです。

中野といえば・・・フジヤカメラですね・・・ちょっとだけ立ち寄ろうかとも思っています。

もう一つ、銀座のニコン・サービスセンターに行ってD600のセンサークリーニングをしてもらいます。画像に複数の黒い粒状の像が写りこむ現象のためです。実は、これで2回目です。こちらの用事は次いでのことですが。

写真展がはじまった

写真塾にお世話になっているが、塾生が順番で開催する写真展、私に順番がまわってきてホテル・コンコルドで今日から開催している。 わざわざ遠くから観にきてくださる方がおられ、久しぶりにお会いできて嬉しいことだ。

地元の中日新聞が記事にしてくれた。浜松版12日。記者のTさんは国際キリスト教大学で政治学を学び、大学院では千葉ゼミで研究した人。親切な文章で紹介してくださった。

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Digital Camera.jp の今年のエイプリル

恒例のエイプリル・・フール記事が載りました。Nikonに関することは二つ。D820とDf2。


-「D81O」をベースに、最新設計のFXフォーマット50メガCMOSを搭載したD800系の最新モデル「D82O」を発表。
-イメージセンサーはFXフォーマットの50メガCMOSセンサーを搭載。画像処理システムは最新の「Expped 5」を採用。超高画素化にもながらも、「D810」と同等の実効感度を実現。
-「D810」に続き、本器もローパスレス化を実施。偽色・モアレ軽減機能を搭載。
-連写速度は秒6コマ。RAWモード(圧縮RAW/12ビット記録)で連続40枚の撮影が可能。
-メモリーカードは同社初のUHS-II対応SDカードのデュアルスロットを採用。
-4K出力機能を搭載。4Kモニターの外部を使った撮影も可能に。
-36メガの「D810」は併売。高画素と高感度のバランス重視の場合は「D810」を推奨。
-オープンプライス。実売49万円前後。5月末発売予定。


-「Df」のテイストを引き継ぎながら、薄型軽量化を図った「Df 2」を開発。
-「Df」よりも薄型でややコンパクトになり、銀塩時代の「FM」的なサイズを実現。
-テイストは「Df」だが、内部のベースは「D750」に。
-イメージセンサーはFXフォーマットの2400万画素CMOSを搭載。
-画像処理システムには「Expped4+」を採用。最高感度205,600を実現。
-連写速度は秒7コマ。連続60枚のRAWデータ撮影が可能。
-メモリーカードは同社初のUHS-II対応SDカードを採用。
-開発発表。実売30万円前後。年内発売予定。


けっこう現実的で、魅力的なスペックなので、読みながらエイプリル・フールであることを忘れてしまいました。

1型センサーは増殖中

Nikon1シリーズのJ1,V1が発売されたとき、1インチセンサーを評価する人は非常に少なかったことを記憶しています。マイクロフォーサーズなどに比べてセンサーが小さいからで、その能力に限界があるとの判断でした。

ところが、今は、もっともバラエティーのあるセンサーとなっています。ときどき読ませていただいている写真家の那和秀峻(なわ・ひでたか)さんのブログに最近の様子が紹介されています。ああ、そうか、いろいろと使われているんだなあとあらためて知らされました。

http://hinden563.exblog.jp/24235013/

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多弁になれるとき、寡黙になるとき

趣味が下手な写真なので、いくつかカメラを持っています。みな愛機です。それぞれのカメラについて良いところ、改善してほしいところ、特徴や使い勝手の感想など、頭の中にいっぱい溜まっています。話せといえば、いくらでも話すことが出来るはずですが・・・・・・そうはいかないというお話しです。

他人様の前で、多弁になれるのは、安価でごく一般的なカメラについてです。ちょっと偉そうに、なんの躊躇もなく言葉数多く語ってしまうかもしれません。しかし、語ることができないケースがあります。寡黙にならざるを得ない場合です。それは、セミプロ用で、もしかしたらプロも使うかもしれない、ちょっと高価なカメラの場合です。

私の腕が寡黙にさせます。

Nikon 1 シリーズ

カメラの話です。1シリーズとは1インチセンサーを使用しているので名付けられたようです。コンデジよりも少し大きいという感じです。レンズ交換式ですがカメラのサイズはコンデジと余り変わらないのです。

このシリーズが発売されてから3年以上たち、カメラも進化をとげています。わたしの愛用はV2とV3です。一眼レフカメラのようにファインダー(正確にはEVFです)を覗いて撮ることもできます。V3はメカニカルな部分が充実していて、別売のグリップを取り付けると、どこか、かつてのF3を思いおこさせます。小さくても本格的と言えましょう。V2は一眼レフカメラのミニチュアというようなデザインで軽量、操作は簡易です。写りには変わりがないように、わたしの目には映ります。

で、最近、よく持ち歩いているのはV2です。一般に評判が悪いのですが、わたしにはそのデザインが可愛く感じます。

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三河湾に浮かぶ小島・佐久島

先々週のことです。写真塾のお仲間と佐久島に行ってきました。古墳時代後期の古墳が残る漁業の島です。潮風から建物を守るためにコールタールで塗られた家並みは黒壁集落と呼ばれており観光の目玉の一つになっています。春は潮干狩りを、夏は海水浴を楽しめる大浦海水浴場は遠浅の綺麗な浜辺です。9月半ば、若い人たちが泳いでいました。

レンタル・サイクルで島を廻ると楽しそうですが、私たちはひたすら歩きました。写真を撮るのが目的だからです。良い写真が撮れたか、と訊かないでください。

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モーツァルトと写真

良い写真を撮るためには演歌ではなくモーツァルトでないとダメだというお話しを聞きました。奥の深い話です。

そこで思い出したのは、20世紀最大の神学者K.バルトのモーツァルト論です。モーツァルト生誕200年を記念して1956年にチューリッヒのツオリコン社からKarl Barth:Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1956を公にしています。モーツァルトがカトリック教会で育ち、その感化のもとにあったのですが、すなわち、バルトの神学とは方向の違う宗教性を身につけていたのですが、バルトはその音楽をこよなく愛する人であったのでした。それで、出版社から請われてモーツァルトのこと、そして、その音楽への愛を綴ったのでした。

邦訳が小塩節さんによってなされ、新教出版社から「バルト著 モーツァルト」(1957年)として出版されています。

バルトはこう記しています。「その音楽は、ことすべて明らかなるかのいと高きところより来たる。人の世の両面、そしてまた歓喜と苦悩、善悪、生死が共にありのままに、しかしその制限をうけたままの姿で、この高みからは洞察されている。」

また、「モーツァルトの大きく自由な、物に即した即物性(ザッハリヒカイト)とでも呼びたい(態度)」について語っています。ザッハリヒカイトという言葉が印象深いのですが、「生活上の大小の経験(=物)とはまったく無縁に(→しかし、即して)、繰り返し、かわることなく彼の生きている音のコスモスの一片をして、形あらしめようと(ザッハリヒカイト)」しているというのです。そして、そこから生まれるものは、「昔も今も変わりなく、自分一人の主観という蝸牛の殻から、さあ何とかして、少しでもいいから出てこい、といつもそういう聴衆への招きの声であって、今日までその招きに変わりはないのである。」

 

庭に咲いた花 テッセン

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牧師館の庭に階段があって、登って行けるのですが、その途中に咲いています。堂々としています。D600+50mmf1.8Gで撮りました。

紫は上品な色ですね。U姉妹を思い出します。すでに召されておられますが、いつも紫の服を着ておられました。

 

昨日の夜11時すぎでした

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カメラの進歩には驚きます。夜11時すぎに教会の正面の写真を撮りました。撮れるのですね。しかも、手ぶれが随分抑えられています。腕が良いのではありません、カメラが優秀なのです。もちろん、感度を上げましたが、それにしてはノイズが少ないです。

Nikon V3 発売発表

待望のと言うと、少し、大げさになりますが、V3の発売発表がありました。

1インチセンサーのミラーレス一眼デジタルカメラなので1シリーズと呼ばれています。JとVという2系統体制で製品がラインナップされてきました。Jはコンデジのように構えて撮るタイプのコンパクトな一眼レフ、Vはコンパクトではあるがファインダーを覗いて撮ることもできる一眼レフ。私はファインダーを覗いて撮りたいほうなのでVタイプに親しみを感じてきた。

V3はその両者を統合したようなカメラとなっている。新しい機能も加わり、マニアックな感じもします。病気が発症しそうです。

http://www.nikon-image.com/products/camera/acil/body/nikon1_v3/

教会の写真

日本における最初の教会である横浜海岸教会が、デジカメwatchというサイトのNikon Dfレビューのサンプル写真で撮されていた。教会全体の写真ではなく、部分的なものなので、もしかしたら教会の人たちも気付かないかも知れない。

以前に、同じような他機種のレビューで札幌教会が撮されていたが、こちらのほうは誰もがすぐに分かる写真であった。教会というのは絵になるのだろう。

実は、何年か前に季刊誌「太陽」に教会が特集された。2回か3回続いたと記憶している。その第1回で写真を撮ったのは私の親戚で、祖母の葬儀の写真も掲載されていた。先日、その親戚に会った折りに聞いたのだが、私たちが普段使うようなカメラではなく、特別なものを使ったようだ。資材購入に200万円ほどかけたとか。なるほど、良く撮れていた。

今後、全国の教会の写真を撮っていこうかと考えている。伝道用サイト(インターネット伝道会)での教会紹介のために。ただし、普通のカメラで・。

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これは愛媛県との県境に近い高知県の山間部にある町で、須崎教会と近永教会とが協力して開拓伝道を行っている集会所である。2週間ほど前にお訪ねした。この町にはクリスチャンは一人もいないが、ご老人がお一人、求道しておられる。ちなみにカメラはRX100というコンデジ。

気になる新機種

別に新しい機能が付加されたわけでもなく、動画は撮れず、いま流行のWi-FI機能もない。なのに気になるのがNikonDfというデジタル一眼レフカメラだ。11月下旬に発売されるらしい。

もちろんスペックが劣っているわけではない。知る人ぞ知る?D4と同じセンサーなので高感度にすぐれている。サイズは現在のフルサイズ・デジタル一眼レフカメラの中では最も小さくて軽い。ただし、新機能を競って次々に新しいカメラが発売される昨今なのに、技術的にはなんの新しさもないのである。

それなのに、なぜ気になるのかというと、フィルム時代の古い一眼レフカメラを彷彿させるそのデザインと操作感の故だ。F何々にデザインが似ているとか、アナログ的なダイヤル操作が懐かしい、と所謂ニコ爺たちから、かく言う私もそのニコ爺だが、声があがるのである。

若い人たちはどう評価するか分からないが、そろそろ想い出に生きるようになる私たち世代には、写真(カメラ)趣味人生のまとめを自覚させてくれる。つまり、デジタル一眼レフカメラの進歩に翻弄され、お付き合いをさせられてきた多くのニコ爺に、もう、これで良い、これで行こうと納得させるカメラなのである。

Nikon-Df-camera-with-Nikkor-58mm-f1.4G-lens

※この写真はNikon Rumors に掲載されていたDf。ネットで見ることができるDf写真の中で、一番気に入っているもの。

 

「ゆる鉄」中井精也カメラマンが

テレビ東京の『ソロモン流』で鉄道カメラマンの中井精也氏が取り上げられていた。見入ってしまった。

「ゆる鉄」シリーズで有名で、鉄道の日常の一コマを切り取って「ほんわかと心が温かくなる」作品を発表している。なんとなく、自分も撮れそうだなと思わせる作品で、身近に感じる。さて、中井氏に関心を持っている理由が二つある。一つは、私と体型がよく似ていること。二つは、ニコンのカメラを愛用している、からである。

番組の中で、氏が愛用している撮影用の自動車が映っていた。軽トラを改造したキャンピングカーだ。これに乗って北海道から九州まで撮影行に出向くとか。大きな体で小さなキャンピングカーに乗る姿はユーモラスであったが、なるほど撮影には車は小さいほうが良い。私も一台欲しくなった。

今回、興味深かったことは、ニコンの1シリーズで撮っていたことである。コンデジと紹介されていたが、それはないだろう。で、氏は一眼レフにも劣らない、プロユースに耐えられるカメラだ、と言っていた。どうかな、とも思うが、私も1シリーズを愛用しているので、ますます親しみ深くなった。もちろん、多様なカメラを使っているに違いないし、番組でも一眼を使っている様子も映し出されていた。しかし、それも小さめのカメラが使われていた。氏の撮影スタイルに合致している。面白かったのは、氏から指導を受けていた女子中学生たちが、大きな一眼を使っていたことである。中学生が何十万円もするカメラを使う時代なのだ、なあ。

カメラのトプコン

懐かしい名前を聞いた。今日、お話しした方のお祖父さまが努めていた会社である。その方は優れたレンズのコーティング技術をお持ちでニコンでお働きになった後に、トプコンに身を投じたようである。

今でも中古カメラ店に行くと、トプコンの一眼レフカメラを見ることがある。マニアの方に愛用されていた個性的なカメラであった。私はレンズを一本だけ持っている。忘れてはならないカメラとレンズだと思う。

1970年代のオイルショックの頃、カメラ業界はみな苦労し、カメラのトプコンは残念ながら姿を消してしまった。しかし、こんにちこの分野で日本がトップを維持しているのは、それまでの技術の積み重ねによるのだと思う。

わたしは1964年に、中学2年のときだったが、ペンタックスの一眼レフ(SV)を手にして写真を撮る楽しさを知った。もちろん、下手くそな写真ばかり撮っているが、カメラを持って出歩くのが楽しい。トプコンも一度は使ってみたかった。

新宿御苑大温室

暖かくなってきた。というより暑い、という感じが。寒さがずっと続いていたので、いっそうそう感じるのだろう。

思い切って新宿御苑に行ってみた。昨年リニューアル・オープンした大温室を目当てに、カメラを持って。

暑い暑い、汗をふきふきシャッターを押した。
大温室といっても、かつての温室よりも狭い。でも、綺麗になっていて都会のちょっとしたオアシスである。
カメラはD800、レンズは24-70。広角があるともっと良かったと思うが、しかたがない。熱帯地方の花が色鮮やかに咲いており、よい写真が撮れた。

写真愛好家がおおぜいきていて、その人たちのカメラと撮影スタイルもそれぞれ興味深いものがあった。お年寄りは、私を含めて連写を使う人がほとんどいない。若い人はバシバシバシっとなんのためらいもなくシャッターを押している。
年寄りはフィルムの時代の癖から抜け出せないのかもしれない。

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中野駅北口

途中、中野のフジヤカメラに立ち寄った。
北口が新しくなっていたので驚いた。

フジヤカメラではペンタックスの中古デジ一が目についた。棚いっぱいに並んでいる。新機種への買い替えのためだろうか。あるいは他社への乗り換えか・・・
ニコンではD700の中古が無かった。すでに買い替え時期は過ぎたのだろう。

お年寄りがD700とズームレンズを売却し、システムの更新を相談していた。なんでもヒマラヤに行くとか。飛行機の上から写真を撮るツアーに参加するので、そのためにシステムを一新するらしい。
ヒマラヤ・ツアーかあ・・・

久しぶりにカメラのこと

ニコンでは35mmサイズのデジタル一眼レフカメラをFX機と呼んでいる。一般に言うフルサイズのことである。それから、もう少しセンサーサイズが小さいAPS、ニコンではDX機と呼ぶ。レンズ焦点距離が1.5倍になる、多くの人が馴染んできた規格カメラである。

最近はFX機にも人気が集まってきており、直近のヨドバシカメラ販売台数統計によるとD600、D800というFX2機種が上位を占めたと聞く。D800などは3600万画素というトテツモナイ高画素機ながら、一般の写真愛好家にも手の届く価格になっている。。

他方、FX、DXとは違うミラーレス機(とその類似機種)が開発され、ニコンからは1シリーズとして販売されている。一眼レフのようにレンズ交換ができる小型で軽量なカメラである。レンズ焦点距離が2.7倍となる。そのセンサーが1インチセンサーなので1シリーズとよばれる。J1、V1、J2に加えて、最近、V2というカメラが新発売となった。

私は、現在、FX機と1シリーズ機を所有している。
10年前にD100というDX機から始まった一眼レフデジ・ライフであったが、今はDXから離れている。良いカメラが発売されているが、私にとって現状では中途半端で、固有のレンズも必要になるので経済的にもきついという理由である。

さてさて、最近発売となったV2は面白い。一眼レフカメラのミニュチュアという感じのデザインで物議を醸している。しかし、あの長く親しまれている一眼レフのデザインは、人間工学的にも良いのだろうか、非常に扱い易い。
小さなカメラはおしゃれなデザインだが、写真を撮るという点からいうとストレスを感じることが少なくなかったが、V2は一変している。

野球でいうとそこそこ上手なタレントさんから、巨人の松本選手のようにスピード感のある使い易いものになったと言えよう。

パースペクティブ

私が身近にパースペクティブという語を聞いたのは20年ほど前のことだった。説教塾でK先生が説教におけるパースペクティブという問題を提起された。その語の意味をすくに理解した同僚牧師はほとんどいなかったと思う。今なお不透明であるが、聖書テキストがもつ神学的視野、説教黙想の視界、心に映し出される説教の造形などを表現する語なのかなと勝手に考えている。

この語は絵画の遠近法、透視図法の意で、目に映る像を平面に正確に写すための技法として一般に知られているが、最近、カメラのあるクチコミ掲示板で画角と遠近感等をめぐって話題になっているのを知った。議論は混乱している。それを読んで、立体的なものを人間の眼とは違って、レンズを通して一枚の平面上の写真に写し取ることが、あるいは、人間の眼に映る像というものが、そんなに単純なことではないのだなということが分かった。

パースペクティブ、分かって分からない語が、事柄の奥行きの深さへと誘う。