牧師は干支に触れないのが一般的かと思いますが、お許しください。
聖書の中にウサギは2度登場します。レビ記と申命記です。どちらも食べてはならない汚れた生き物のリスト(食物規定)に属しています。
レビ記11章6節に「野兎も反すうするが、ひづめが分かれていないから、汚れたものである。」とあり、申命記14章7節には「ただし、反すうするだけか、あるいは、ひづめが分かれただけの動物は食べてはならない。らくだ、野兎、岩狸。これらは反すうするが、ひづめが分かれていないから汚れたものである。」とあります。
英語の聖書ではhareが普通ですがrabbitと翻訳するものもあります。
私たちにとってはウサギは復活祭と結びついています。「復活のイエス・キリストを最初に墓の中で目撃したのがさはうさぎだった」という伝説に由来するそうです。そんな伝説があるんですね。
旧約聖書で食べてはいけない汚れた動物として紹介されていたうさぎが、復活祭の象徴となっていることについて、ある人が「何か福音的な意味を感じさせる」と言っています。
今年もよろしくお願いいたします。