動物園が悲しかった

先日、紅葉の季節を迎えた浜松市動物園に、カメラをもって行ってきました。フラワーパークに隣接し、浜名湖をのぞむことができる丘陵地にあって、立地の良さを感じました。

ところが、動物園としての魅力に乏しく、そこにいる動物たちを見ていると、何か寂しさというか、悲しみを感じた、というのが正直な感想でした。残念でした。

動物たちは、あまり環境のよくないところで、もちろん職員の方々の懇切な世話を受けていますが、静かに天寿を全うするのを待っているのかな、という感じを受けるのは私だけでしょうか。それ以上の意味を感じられなかったのでした。

動物園が必要かどうかという議論があるでしょう。そして、将来的には閉園していくという方向で運営している。もしも、そうであれば、それはそれで一つの見識だと思います。

その場合、あの良い立地を活かした市民の憩いの場として、閉園後のあり方を充分に考えて、魅力のある場所としてデザインし、少しずつでもその方向に向かって動き出していって欲しいと思うのです。意欲が必要だと思います。もちろん、いまいる動物たちが大切にされなければなりません。その上でのことですが。