重くなる

わたしの体重のことではない。最新バージョンのワープロソフト一太郎2015をsurface3にインストールして使い始めている。以前のバージョンに、その機能があったのかどうか不明だが、インストールの折に自動バックアップ機能を使うかどうか訊いてきたので、使うに設定してみた。

その機能は二つで、一つは作成した文書を保存し、また、書き換えたりした場合、過去の作業を記憶してその時の文書を呼び出せるというもの。直前の保存だけではなく、過去何回もさかのぼって呼び出せるのである。二つは、文書作成中にある一定の間隔で、保存機能が働くというものです。

しばらくして、設定を解除した。理由は、一太郎の起動に時間がかかること、すなわち、重く遅くなるのです。また、文章作成中の自動保存は、その作業が文書作成中に介入してきて入力作業を1,2秒止めてしまうのです。リズムが乱されます。なんだか中途半端な機能です。

一太郎は週報の作成など、日本語での文章編集機能に優れたところがあり愛用しているが、必ずしも必要のない機能はむやみに付け加えないほうが良いのではないだろうか。そう思った次第です。

ちなみに、一太郎は発売して30周年を迎えるそうです。もうそんなになるのですね。私は一太郎の一つ前のバージョンである太郎から使っている。なつかしいMS-DOSで走るソフトとして時代を折檻したのを思い出す。簡単な文章しか作ることができなかったが、それでも、使おうという気になったのである。価格は58000円だったと記憶している。今から考えると高いが、太郎以前にPCで動いていたのは「松」というBASIC言語で書かれたソフトで、値段は10万円を超えていたのである。

太郎から一太郎へ、毎年、進化していった。それにずっと付き合ったのだが、新しい機能が追加されるたびに、こんなことも出来るようになったのかとワクワクしたものである。その初期の段階で一つの到達点となったのが一太郎ver3だった。いまの教会で作っている週報ならば、おおかた作れるぐらいの機能が備わった。もちろん、細かな設定や、フォントの取り扱いなど、不十分なものであるけれども、形はだいたい整えられる。

その後、しばらくしてwindowsが登場し、一太郎も大きく進化していった。今、使っている一太郎は30年前には想像することができないほど様々な機能が備わっている。そのほとんどを使いこなしてはいないが・・・・