1型センサーは増殖中

Nikon1シリーズのJ1,V1が発売されたとき、1インチセンサーを評価する人は非常に少なかったことを記憶しています。マイクロフォーサーズなどに比べてセンサーが小さいからで、その能力に限界があるとの判断でした。

ところが、今は、もっともバラエティーのあるセンサーとなっています。ときどき読ませていただいている写真家の那和秀峻(なわ・ひでたか)さんのブログに最近の様子が紹介されています。ああ、そうか、いろいろと使われているんだなあとあらためて知らされました。

http://hinden563.exblog.jp/24235013/

技術というのは日々進歩していて、ある時点で常識とされていることは、ほんの数年後には誰も顧みることのない古い認識になってしまいます。デジタル一眼レフが登場したころ、センサーは600万画素が最適とされていました。わたしは単純ですから、そう思い込んでいましたが、あっと言うまに高画素化がすすみ、今や600万画素が最高だなどという人はいません。

1インチセンサーも、1シリーズ発売当時は評価が低かったですが、今は声高にそれを言う人はいません。もちろん、大型センサーのほうが良いに決まっていますが、1インチセンサーの能力も向上し、それをとりまくソフトウェア-が進歩して、充分に楽しめるものとなりました。

写真はシドニーに行ったときにNikonV3で撮ったものです。

DSC_6294