青年ホームレス

街角に、20代とおもわれる男性が空き缶を置き、通り過ぎる人に金銭を乞うている姿を、いくつもの場所で見ました。若い世代の人々の間に、何か困難があるようです。薬物に汚染されてしまう人が多いのでしょう。

ある施設で薬物依存の人たちの世話をしている人に会いました。その施設では、他の施設と協力して毎日、町の中を見回り、少なくとも麻薬の針の使い回しをしないように、新しい針を配布することも大切な働きになっているとのこと。事態は深刻ですが、その現実を現実として受けとめて、最悪の状況を生じさせないようにとの現実的な配慮もなされているということでしょうか。

ちなみに、その人は女性です。10年以上、その奉仕を続けているとのこと。髪の毛の一部を赤く染めている、聡明で、明るい女性でした。