似た言葉が3つ。大辞林によると、
宿命・・・前世から定まっており,人間の力では避けることも変えることもできない運命。宿運。 「これも-と思ってあきらめよう」
運命・・・①超自然的な力に支配されて,人の上に訪れるめぐりあわせ。天命によって定められた人の運。「すべて-のしからしめるところ」「これも-とあきらめる」②今後の成り行き。将来。「主人公の-やいかに」
摂理・・・①万象を支配している理法。「自然の-」②〔providence〕キリスト教で,この世の出来事がすべて神の予見と配慮に従って起こるとされること。
となる。が、・・・・・「旧約聖書の預言者はその運命を引き受けた」という言い方があり、その場合は、自由をもって選び取った結果を意味しているという。神の召命を受けて(宿命ではなく、摂理がそこに働いていることであろうが人には分からない)、預言者にとって思いがけないその召命に対して、結果として自由な意志をもって応答するに至る、その自由の結果を運命と呼び、上記の言葉となっているようです。
今日のお勉強はここまでです。