土の希望

という言葉がある。K.バルトに由来するようだ。

土の塵で創られ、土と分かちがたい存在である人間が、キリストにある復活の希望のもとに土に帰るとき、それは土の希望となる、そう語ったというのである。心に留めたい言葉である。

土の器(2コリント7章)というパウロの言葉も思い起される。土はラテン語でHumus、人間は英語でhuman、悔いくずおれる用意のある者である。