カメラのトプコン

懐かしい名前を聞いた。今日、お話しした方のお祖父さまが努めていた会社である。その方は優れたレンズのコーティング技術をお持ちでニコンでお働きになった後に、トプコンに身を投じたようである。

今でも中古カメラ店に行くと、トプコンの一眼レフカメラを見ることがある。マニアの方に愛用されていた個性的なカメラであった。私はレンズを一本だけ持っている。忘れてはならないカメラとレンズだと思う。

1970年代のオイルショックの頃、カメラ業界はみな苦労し、カメラのトプコンは残念ながら姿を消してしまった。しかし、こんにちこの分野で日本がトップを維持しているのは、それまでの技術の積み重ねによるのだと思う。

わたしは1964年に、中学2年のときだったが、ペンタックスの一眼レフ(SV)を手にして写真を撮る楽しさを知った。もちろん、下手くそな写真ばかり撮っているが、カメラを持って出歩くのが楽しい。トプコンも一度は使ってみたかった。