マタイ福音書4章の漁師たちを弟子としてお召しになったというところ。
主イエスは漁師たちを弟子として招くために、彼らのところに赴かれた。ペテロたちは、従って行くことで弟子となったのではなく、主イエスが近づき呼び集めてくださったので弟子とされたのである。それは思いがけない出来事だったに違いない。
人を漁るという主イエスの言葉は、旧約聖書の預言者たちの言葉使いとは180度違って、罪人を神の国へと招くという意。これも思いがけないこと。弟子たちはその福音を身に帯びて、招くため遣わされる。エクレシア(呼び集められたものたち)の歩みは、ここにすでに始まっていた。