この時期、街はクリスマスのデコレーションで飾られる。が、多くはクリスマスとは無関係のように見える。
先日、銀座に行った。ツリーやイルミネーションが綺麗だった。さすがに銀座だなと思わせる上品な装飾である。
しかし、よく観察すると、クリスマスのシンボルがそぎ落とされている。ツリーにはベツレヘムの星はない。メリー・クリスマスという言葉もみあたらない。用いられているカラーは必ずしもクリスマスのそれとは限らない。
街のクリスマスは、もはや本来の意味を離れ、コマーシャリズムの道具となってしまっているようだ。
もちろん、昔からクリスマスはコマーシャリズムに浸食はされていたが、今日ほど、そぎ落とされてはいなかった。
牧師としては、そのような風潮を残念に思うとともに、教会の責任を感じる。
教会では心からクリスマスを喜び、独り子をお与えくださった神さまを礼拝したい。